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子供のワキガに気付いたとき親が気を付けることと知っておくべきこと

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我が子がワキガ体質であることに気付いても、ニオイの問題が深く人を傷つけるという性質上、周囲に相談できる機会はほとんどなく、対処法も知られていないのが現状です。しかし、世の中には人知れず我が子のワキガ体質について悩んでいる親御さんが大勢いるのです。

その一方、ワキガ問題で傷ついた経験のある人からよく聞かれるのは、「親が自分の悩みを理解してくれなかった」という話です。本人が救いを求めて、勇気を振り絞って親にワキガについて相談したのに、「つまらないことで悩んでいないで勉強しなさい」とあしらわれ、強い孤独感や絶望感を感じたといった内容です。

学校で友人やクラスメイトにクサイと言われて辛い思いをし、家でも誰も分かってくれない…。当サイトの監修者である五味先生は、不登校や引きこもりになる理由はニオイが要因であった可能性が考えられると述べています。

このコンテンツでは、子供のニオイ、特にワキガ臭に気付いた時、親がとるべき行動を【子供の年代別】に取り上げます。ぜひこの記事を最後までお読みいただき、親子共に心も体も傷つくことなく、状況に応じた適切な対処が出来るようになります。

1.子供がワキガ体質かどうかを判断する5つのチェック項目

はじめに、子供がワキガ体質かどうかを確認したい場合、客観的に判断できるチェック項目がありますのでご紹介します。一旦子供のニオイが気になってしまうと、現実以上にニオイを強く感じてしまっている可能性もありますので、以下の項目に当てはまるかどうかを一度確認してみましょう。

□耳アカが湿っている

ワキガ臭の原料となるのはアポクリン腺から出る汗の成分ですが、このアポクリン腺が分布する部位はワキの下、陰部、乳房周辺以外に耳の中にも分布します。耳の奥にはエクリン腺は存在しないため耳アカが湿っている場合はアポクリン腺が原因で湿っている確率が高いのです。

□親がワキガ体質である

ワキガ体質は遺伝性です。両親共にワキガ体質なら80%、片親がワキガ体質であれば50%の確率で遺伝します。

□衣類のワキ部が黄ばむ

アポクリン腺から出る汗をエサにワキガ菌が繁殖する際、色素が発生するため衣類のワキ部が黄ばむ場合はワキガ体質である可能性が高いのです。

□ワキ毛が濃い

ワキガ体質(アポクリン腺が発達している)人のワキの下の特徴はワキ毛が濃い傾向にあります。女性であれば毛が太めで場合によってはひとつの毛から2本はえているものが散在し毛根も比較的大きいのが特徴です。

男性の場合はあまり太くなくやわらかい猫のような毛の人が多いのが特徴です。また男女共に毛に白い粉のようなものが付着することがあれば、ほぼワキガ体質です。この白い粉はアポクリン腺の結晶です。

□ワキの下の汗の量が多い

ワキの下から汗が多く出るのもワキガ体質の人の特徴です。しかし単に汗っかきの場合もあるので汗が多いからといってワキガ体質と断定はできません。ワキガ体質の人はワキの下から多くの汗が出る傾向にあるということです。

当てはまる項目が多くても、次章で安全に行える対策をご紹介しますので参考にして下さい。

子供のワキガについて、こちらの記事も参考にして下さい。

https://etiquepure.com/child-body-odor-4561#4

2.子供のワキガについて、親が気を付けるべき3つのこと

2-1.過剰に反応しない

小学校低学年位のお子さんであれば、まだ自分の体臭のことなど意識していないものですが、親が子供の体臭を気にし過ぎて、必要以上に心配し過ぎると、無意識でも子供たちの心の中に自己否定感として伝わります。

「〇〇ちゃんはニオイがして可哀そう」などと声に出したり、本人が望んでもいないのに市販のデオドランド剤などを使用するのは控えましょう。

2-2.否定しない

小学校高学年位になれば、自分の体臭が悩みになる可能性もあります。子供の方から悩みを打ち明けてくることがあれば、積極的に相談に乗ってあげて下さい。「そんなこと気にしていないで勉強しなさい」など否定的な態度はとらないよう気を付けましょう。

2-3.よき理解者となり、子供を孤独にしない

我が子からニオイがしだしたタイミング、本人が体臭を気にしだしたタイミング、状況が変わるタイミングを見逃さずに、我が子のよき理解者、よきサポーターになってあげたいものです。

そのためには、さまざまなワキガに関する対策や治療について十分知識をつけ、子供の年齢や成長に応じて対応出来るように備えておきましょう。

3.家庭でできる安全なワキガ臭対策

ここからは家庭で出来る安全なワキガ臭対策をご紹介していきます。これらの対策は子供のニオイが気になる親御さんや、自分のニオイを気にしているお子さん自身も簡単に行え、かつ安全で手に入りやすいものを使う方法です。

3-1.衣類

3-1-1.着替える

ワキガに関わらず、ニオイが周囲に伝わるのは、ほぼ衣服についた菌が原因です。学校に着ていく服や、制服のシャツやブラウス、体操服などの替えを多めに用意してあげましょう。

本人が学校などで気になった時や汗をかいた後にすぐ着替えらえる状況を準備してあげられれば、安心して学校生活をおくることが出来るでしょう。

また、ワキガ体質の特徴として、服の脇部分が黄ばんでしまう傾向もあります。黄ばんでしまった衣類の洗濯に関してはこちらの記事を参考にして下さい。

ワキガの衣類を洗濯する上で絶対に知っておくべき3つのポイント

3-1-2.経衣料消臭(けいいりょうしょうしゅう)

着替えることが難しい場合や、より消臭効果を高めたい場合は、衣類を消臭剤にする経衣料消臭(けいいりょうしょうしゅう)が良いでしょう。衣類にスプレーして消臭機能をもたせ、体から出たニオイを衣類によって消臭する方法です。

幼児の場合は子供が着る下着や服に予め親御さんだけでスプレーしてもいいですし、「脇の下は汗を沢山かくから服を清潔にしておこうね」と言って、お子さんの前で実際にスプレーしているところを見せても良いでしょう。

3-2.肌

3-2-1.肌を清潔にする

腋毛は毛が密集していて表面積が大きいためニオイを蓄積しやすく、また腕と胴体に挟まれて密着しているので高温多湿になるため菌の繁殖を促進してしまいますので、ワキ毛が生える年齢のお子さんであれば、腋毛の処理をしましょう。

また、汗がでたら出来るだけこまめに拭き取るようにしましょう。拭き取る時は、乾いたタオルなどでゴシゴシこするのはNGです。携帯用のウェットティッシュなど、必要な時にさっと拭き取り、捨てられるものを用意してあげましょう。

3-2-2.ミョウバン水でデオドランド

ミョウバンとは古代ローマ人が制汗剤として使っていたといわれ、デオドランド剤として長い歴史があります。ミョウバンは水に溶けると酸性になる性質があるので、ミョウバンが肌を酸性に保ち、雑菌の繁殖を抑え、結果的にニオイを抑える効果があるのです。

【作り方】

①市販のミョウバン(50g)を、1.5リットルのペットボトルに入れる。

②水道水を注いで蓋をしてよく振る。

※水の代わりに緑茶を使うとさらに消臭効果が高まります。

※ミョウバンが溶けない場合には、1日そのまま放置すると、溶解して透明の液になります。

※事前に少量試し塗りし、肌に異常が現れないことを確認してから使用すると安心です。

【使い方】

・ミョウバン水をガーゼに浸してワキの皮膚を拭く

・スプレー容器に入れ直接皮膚にスプレーする

3-3.食事

3-3-1.肉類などを控える

肉類などの高カロリー、高脂肪食は、ワキガ臭の主原因となる汗(の成分)が出るアポクリン腺を刺激し、活発にさせると言われています。野菜や穀物を多く含む、和食中心の食生活を心がけましょう。

3-3-2.酢を摂取する

酢には汗臭いアンモニア臭を抑え、体臭を健康的な心地よいニオイに変える力があります。黒酢や醸造酢毎日の食事に取り入れてもいいですし、毎日朝晩、リンゴ酢さかずき1~2杯(20~40ミリリットル)を、水やジュース、牛乳などで割るとお子さんでも飲みやすくなるでしょう。

3-4.入浴

3-4-1.丁寧に洗う

ワキのニオイを気にするお子さんが入浴時によくやりがちなことは、硬いボディブラシやナイロンのタオルでゴシゴシと強く擦ることです。

洗いすぎることで肌を傷つけたり、皮膚の常在菌を必要以上に洗い流してしまうことで、かえって細菌が繁殖しニオイが強くなることもありますので、細かな泡で汚れを包み込むように丁寧かつ入念に優しく洗うように勧めましょう。

3-4-2.酢風呂

酢の主成分であるクエン酸には殺菌作用があり、皮膚にいる常在菌のバランスを崩すことなく菌の活動を抑えてくれます。180リットルのお湯に対して、酢(黒酢か醸造酢)をコップ2分の1杯程度(100ミリリットル)入れて、ゆっくり入浴します。少ない量なので香りもさわやかです。

4.【年代別】子供のワキガに関して親が知っておくべきこと

ここでは、親がワキガの問題に関して、子供の「よき理解者、よき相談相手」になる為に知っておくべきことをご紹介します。

親が出来ることは、子供の年代によって変化します。子供の年代を①幼児~小学生低学年、②小学生中学年~高学年、③小学生高学年以降の3段階に分けて、その時期に応じた対策をご紹介していきます。

4-1.【年代別】幼児~小学生低学年

この頃の子供は、特に母親の一挙手一投足に非常に敏感です。母親の一言がその後の人生を左右するくらいに強く心に残ります。また、自分からニオイがすることに気付いていないというケースも考えられます。

その幼児~小学生低学年の時期に母親が子供の体臭を気にしすぎて、必要以上に心配したり、気にしすぎると、それは無意識でも子供たちの心の中に傷を残してしまいかねません。

幼い子供だから分からないだろうと、子供の脇に説明もなく、スプレーなどを吹き付けるようなことは控えましょう。

4-2.【年代別】小学生中学年~高学年

この時期は、まだ自分自身のワキガ体質に気付いていない子がいる一方、自分の気になるニオイを自覚し、市販されているデオドランド剤などを使いたいと思うお子さんもいらっしゃる年齢でしょう。

まずは、「3.家庭でできる安全なワキガ臭対策」を参考に、体に負担のない方法を親御さんが一緒に試してあげて下さい。親が悩みを理解してくれ、協力してくれることを心強く感じるはずです。

学校などで悲しい思いをすることがあっても、親御さんが共有してくれることが辛い思いを乗り越える力になることでしょう。

4-3.【年代別】小学生高学年以降

思春期も近づく年齢になるこの時期に、本人のワキガ臭の悩みが非常に強くなって、学校に行きたくない、勉強が手につかないなど、日常生活にも影響するようなら、親が付き添い、医師のカウンセリングを受けるのも一つの方法です。

医師というと手術を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、子供本人とのカウンセリングを通じて、手術ではない方法で悩みを解決に導くことが出来る可能性もあります。

医師を探す際のポイントは、こちらの記事を参考にして下さい。

ワキガかも?何科を受診するか考える前に知っておくべき3つのポイント

5.まとめ

我が子のワキガに気付いた親がしてあげられることは、過剰に反応したり否定したりせず、よき理解者となり、子供を孤独にしないことです。

私達日本人のワキガ体質の比率は10~15%位だそうですが、黒人だと100%、欧米人70~90%と周囲の人の大多数がワキガ体質ということからも、ワキガは病気ではなく、本人が持ち合わせた体質で、決して特殊なことでも異常なことでもないことを伝えていきましょう。

そのうえで、本人が気になるようであれば、「3.家庭でできる安全なワキガ臭対策」を参考に、年齢に応じた安全で適切な対策を親の協力のもと行っていきましょう。

過去ワキガに悩んで成人した方々は、ワキガ体質に対する周囲の反応ばかり気になって、明るかった性格が暗くなってしまった、自分のニオイを気にしてやりたいことも出来ずに今に至るなど、本人が自分らしく生きられなかったという経験談は少なくありません。

そんな思いをする子供が少なくなるよう、今回の記事を参考に、親御さんが我が子のワキガ体質との付き合い方を知り、お子さんがお子さんらしく子供時代を送れるようサポートしてあげて下さい。

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