子供のワキガを心配する親が絶対に知っておくべき5つの事

思春期の子供から特有の体臭を感じた！もしかしたらワキガ？この子は今後、ワキガ臭が原因でいじめられはしないか？嫌な思いをするのではないか？そのように子供のワキガで悩まれている親御さんにお伝えしたいことがあります。

ワキガは特別なことではありません。大切な個性のひとつです。そして正しいケア方法さえ施せば他人に不快な思いをさせることもないのです。しかし昨今の清潔ブームとデオドラントメーカーの広告宣伝により必要以上にワキガの不安をあおられていることに気がづかなければいけません。

ここでは、子供のワキガで悩まれている親御さんに対し、ワキガを含む体臭はとても大切な個性であることを再確認し、同時に他人に不快な思いをさせないための効果的対策方法をお子さん自身が出来る対策と親が配慮できる対策に分けてご紹介しています。さらにデリケートなワキガの悩みに対する向き合い方もご紹介させて頂きます。

最後までお読み頂ければ、心身共に効果的なワキガ臭対策が出来るようになります。ぜひご活用頂き、子供のワキガの悩みからご自身もお子さんも解放してあげて下さい。

1.ワキガの一番の問題は「悩み過ぎる」こと

ワキガ体質であることは特別なことではありません。ワキガの「ニオイ」に関しては後ほどご紹介する方法等で適切な対処をすれば防ぐことが可能ですが、一番の問題点は「悩み過ぎる」ことで心理的な傷になってしまうことです。まずは、心の傷が深くならない為に知っておくべきことを5点に渡りお伝えさせて頂きます。

1-1.ワキガの一番の問題は悩み過ぎること

ワキガの悩みの一番の問題点は、悩みを深くすることで誤ったケア方法を過剰にし過ぎてしまったり、手術しても臭いが消えないと感じてしまうような精神的な問題にまで発展してしまうことです。そういった悪循環を避けるため、これからお話するワキガの原因や効果的対策、そしてワキガの認識等の正しい知識が必要となります。

昨今の清潔ブームのあおりで「ワキガ」というと必要以上にネガティブに思われている傾向があるようです。しかし、その要因としてデオドラントメーカーがメディアによって不安をあおり、間違った概念を植えつけられている可能性があります。まずはワキガは決して身体の健康を害するような病気でもなく特別なものではないことを確認することからはじめたいと思います。

1-2.不安をあおる広告に惑わされないこと

繰り返しになりますが、様々なデオドラントメーカーが販売目的のため、体臭を問題視する広告宣伝が横行しています。ワキガでいじめられるかも？とか他人に嫌われる？などと言った不安をあおるようなキャッチによるものです。

しかし、いじめは本当に「ワキガ」が原因で起こるものでしょうか？ここでいじめの問題を詳しく論じるのは避けたいと思いますが、いじめの問題はいじめる側の心の問題ではないでしょうか？

ともあれワキガの不安をあおるだけあおり、その解決策としてデオドラント製品や手術を紹介するといった昨今の特にWEB上での広告に惑わされることだけは避けなければなりません。特に根拠の無い商品紹介やデオドラントグッズランキングサイトなどは注意し掲載内容を鵜呑みにしないことが大切です。（詳しくはワキガクリームのコンテンツを参照下さい。）

1-3.ワキガ臭を含む体臭は大切な個性

体臭は本当に無臭がベストでしょうか？愛する人の臭いが全く無臭だったとしたらどう感じるか想像してみて下さい。なんとなく寂しいというか物足りない感じがしませんか？赤ちゃんの臭い。母の臭い。父の臭い。そして愛する恋人の臭い。全て大切なその人を特定するものであり、なくてはならないものなのです。

ワキガ臭と言っても体臭の一部。後ほど詳しくお話しますがワキガ臭というニオイは厳密には存在しません。いくつもの臭いが集まっている複合臭です。確かに特有のニオイになることは事実ですが、特有のニオイだからこそ個性となるのです。

また、ワキガ臭はフェロモンの役割があると言われ一部の異性から強烈に好まれることがあることも知られています。いずれにせよ、ワキガ臭を含む体臭はとても大切なものです。

しかし、不衛生や間違った体臭ケアにより他人に不快な臭いを感じさせることは避けるべきです。この点に関しては効果的エチケット方法も後ほどご紹介させて頂きます。まずは大前提としてワキガ臭を含む体臭は絶対に必要な大切な個性であることを認識しておきましょう！

1-4.世界的にみれば皆がワキガ！

話しは少しずれますが、世界的にみるとほとんどの人がワキガ体質だということをご存知でしょうか？欧米人では80％、黒人の方はほぼ100％ワキガ体質といわれています。そして回りがほとんどワキガ体質の欧米人や黒人はワキガに悩む人は全くというほどいないのです。

これに対し、日本人のワキガ体質は10％程度と言われています。欧米に比べ日本人のワキガ体質は少数派であるためにワキガ臭は刺激的に感じられやすいことは事実ですが、世界的には皆ワキガ体質であり、どんなハリウッドスター達もほとんどがワキガ体質なのです。

1-5.ワキガ臭の必要性

ワキガ臭はフェロモン的役割があると言われています。動物的、本能的にニオイで自分にふさわしい相手を嗅ぎ分けるための香りと言っても良いでしょう。これは異なった遺伝子をもつ相手を嗅ぎ分けるためです。異なった遺伝子の組合せにより多くの変化に対応する子供をつくり、少しでも子孫が生き残る可能性を本能的に感じとっていると言われています。

このためワキガ臭は一部の異性から強烈に好まれる傾向があります。しかし自分に適した異性を探すには役立ったとしても、ワキガ臭は刺激的な臭いでもあるため、日常生活の中では他人に不快な思いをさせないようなエチケット対策が大切になります。のちほど効果的な方法詳細をご紹介して参ります。

2.子供のワキガ臭の原因

ここではワキガ臭をケアするうえで役立つため、ワキガ臭のニオイとはどのようなもので、どうやって発生するのかについて確認して参ります。またワキガ（体質）になる原因についても確認しておきましょう。

2-1.ワキガ臭発生の原因

汗が出る穴を汗腺と言いますが人にはエクリン腺とアポクリン腺という2種類の汗腺があります。エクリン腺は誰もが全身に分布し、発汗により汗が気化する際に体温を奪うことで体温調整などが主な役割です。

一方アポクリン腺の数量や活動量は個人差が大きく、ほとんど活動していない人も活発に活動している人もいます。このアポクリン腺が発達している人がワキガ体質ということになります。

このアポクリン腺から出る汗の成分を好むワキガ菌が繁殖する際、ワキガ特有の臭いの主原因となるスパイシー臭、硫黄臭、脂肪酸臭などが発生します。ただこれらのスパイシー臭、硫黄臭、脂肪酸臭だけではいわゆる刺激的なワキガ臭にはなりません。エクリン腺からの汗をエサに雑菌が繁殖する際に発生する臭いなどと入り混じると、いわゆる刺激的なワキガ臭となるのです。

このようにワキガ臭はアポクリン腺の汗を原料に発生する臭い物質が主要因ではありますが、他の様々な臭いとの混合臭として存在しているのが実態です。ここで大切な事は、混合臭ということは一般的な体臭（アポクリン腺が関与しない）が不衛生などにより不快な臭いになっていれば、混合臭としてのワキガ臭もより不快になるということです。

後ほどワキガ臭ケアについては詳しくお話しますが、ワキガ臭対策は複合臭としての体臭全体の対策が必要になります。

3.ワキガ臭が発生する年齢

ワキガ臭は幼い頃は発生することはありません。理由はワキガ臭の主原料となる汗を出すアポクリン腺は年齢と共に発達していくためです。アポクリン腺の量は生まれつき決まっているものですが、幼い頃はアポクリン腺自体が発育されていないためワキガ臭が発生することはないのです。では何歳位からワキガ臭が発生するかというと・・・

肉体年齢には個人差があるので参考として頂きたいのですが、ワキガ臭はホルモンの分泌が盛んになる思春期から強くなるといわれています。女の子の場合は生理が始まり2～3年経過した頃、男の子であれば9歳～13際位から臭いが強くなりはじめ、高校生くらいで大人のアポクリン腺になるというのが一般的です。

4.子供のワキガチェック法

先述したようにワキガ臭は様々な体臭の複合臭です。またニオイは気にする程、敏感に感じます。このためワキガ体質ではないのに自分はワキガ体質だと思いこみ悩まれてしまう人も少なくないようです。まずはお子さんがワキガ体質なのかどうかをチェックしてみましょう。その結果、ワキガ体質だったとしても適切な対策方法も後ほどご紹介しますので安心して下さい。

4-1.ワキガ体質5つのチェック

4-1-1.耳アカが湿っている

ワキガ臭の原料となるのはアポクリン腺から出る汗の成分ですが、このアポクリン腺が分布する部位はワキの下、陰部、乳房周辺以外に耳の中にも分布します。耳の奥にはエクリン腺は存在しないため耳アカが湿っている場合はアポクリン腺が原因で湿っている確率が高いのです。

4-1-2.親がワキガ体質である

これは先述した通りワキガ体質は遺伝性です。両親共にワキガ体質なら80％、片親がワキガ体質であれば50％の確率で遺伝します。

4-1-3.衣類のワキ部が黄ばむ

アポクリン腺から出る汗をエサにワキガ菌が繁殖する際、色素が発生するため衣類のワキ部が黄ばむ場合はワキガ体質である可能性が高いのです。

4-1-4.ワキ毛が濃い

ワキガ体質（アポクリン腺が発達している）人のワキの下の特徴はワキ毛が濃い傾向にあります。女性であれば毛が太めで場合によってはひとつの毛から2本はえているものが散在し毛根も比較的大きいのが特徴です。

男性の場合はあまり太くなくやわらかい猫のような毛の人が多いのが特徴です。また男女共に毛に白い粉のようなものが付着することがあれば、ほぼワキガ体質です。この白い粉はアポクリン腺の結晶です。

4-1-5.ワキの下の汗の量が多い

ワキの下から汗が多く出るのもワキガ体質の人の特徴です。しかし単に汗っかきの場合もあるので汗が多いからといってワキガ体質と断定はできません。ワキガ体質の人はワキの下から多くの汗が出る傾向にあるということです。

以上5つの内、3つ以上当てはまるようであればワキガ体質である可能性が高いと言えます。詳しくはワキガチェックのページを参照下さい。繰り返しになりますがワキガ体質だとしても焦らないでください。ニオイさえ外に出なければよいのです。その具体的対策方法について次にお話させて頂きます。

5.ワキガ臭対策

さていよいよ具体的なワキガ臭対策に入って参りましょう。ここではお子さんがご自身でできるワキガ臭対策と、親がしてあげられるワキガ臭対策に分けてご紹介して参ります。

5-1.子供が自分でできる対策

お子さんがご自身で行うワキガ臭対策を含む体臭ケアの基本は2つ。

1. 洗浄
2. 汗を拭くこと

の2点です。この2点はワキガだけでなく体臭全般における対策の基本となります。

5-1-1.洗浄

洗浄は、ワキの下の汗と菌と臭いを洗い流すため最も効果的なワキガ臭対策です。特別な石鹸を使用する必要はありません。大手が製造販売する（花王石鹸ホワイトなど）石鹸などで充分です。様々なデオドラント石鹸が販売されていますが、エキスや抗菌剤などが配合されていても洗い流した瞬間ほぼ残らないのが現実です。大事なのは石鹸の種類より洗い方です。

洗い方は洗う前にしっかり湯船で皮膚をふやかし、汚れを浮かせた状態で泡立て網などを利用して細かい泡にして素手で洗うのがポイントです。ゴシゴシ洗いは禁物です。肌を傷つけ皮膚の常在菌のバランスを崩してしまうと、達の悪い菌が繁殖し返って悪臭の原因になりかねませんので注意して下さい。また夜はもちろんですが、就寝中に大量の汗が出ますので朝もサッと洗い流してから登校しましょう。

5-1-2.汗を拭く

当たり前すぎることですが、汗は出たらすぐに拭きとる。ワキガ臭も体臭もニオイの原料は汗や皮脂です。この汗というニオイの原料は出たらすぐに拭きとるのが理想です。もし時間が経過してしまった場合は汗の水分が蒸発し濃度が濃くなりベタベタになります。こういった場合は濡れタオルかウエットティッシュなどで拭きとることが大切です。

「しっかり洗浄する事と小まめに汗を拭く」という基本の体臭対策はお子さん本人に習慣付けて欲しいことです。

5-2.親がしてあげられる対策

さて、お子さんに内緒でお子さんのワキガ臭ケアをする方法があれば本人を傷付ける心配もなく有難いですね！しかもとても効果的な方法！（もちろん本人が自分ですることも可能です）それは衣類でワキガ臭発生を防ぐ画期的な方法です。

5-2-1.ワキガ臭が他人に伝わるメカニズム

具体的対策方法の前に、「ワキガ臭が他人に伝わるメカニズム」を確認しておく必要があります。結論から言うとワキガ臭を拡散しているのは、ほとんど衣類なのです。ワキガ臭発生から他人に伝わるまでの流れを確認してみましょう！

1.ワキの下から（アポクリン腺）汗が出ます。たとえワキガクリームを塗っても汗は出ます。

2.出た汗は衣類に付着します。すると汗が付着した衣類の中でワキガ菌が繁殖します。

3.繁殖する際に発生するワキガ特有の臭い物質が発生し衣類に蓄積されていきます。

4.一定量のワキガ臭が蓄積されると、衣類からワキガ臭（臭い物質）が拡散され他人の鼻に入ると「ニオイ」を感じられてしまうのです。

実はワキガ臭を拡散しているのは衣類なのです。これはワキガ臭に限ったことではありません。足も裸足だと臭くなりにくいものです。最大の理由は靴下という菌の繁殖場であり臭い物質が発生・蓄積される衣類がないからです。ワキガ臭や体臭がクサいのは衣類にニオイが蓄積されているからなのです。ではこの衣類の臭いをどう解決したらよいかというと・・・

5-2-2.衣類内でのワキガ臭発生を防ぐ方法

最も簡単で効果的なワキガ臭対策は着替えることです。ワキガ臭を拡散しているのは衣類なのですから衣類に一定量のワキガ臭が蓄積される前に着替えることはとても効果的です。一旦着替えれば再びアポクリン腺からの汗を吸い取り、ワキガ菌が繁殖しワキガ臭が一蓄積されるまでの時間は臭わない状態になります。

しかし着替えで対策するには大よそ1時間置きに着替えなければなりません。現実には難しいことですね。そこで衣類の中でワキガ菌の繁殖を防ぐ方法をご紹介しましょう。

衣類のワキ部でワキガ菌の繁殖を抑制する方法です。衣類の殺菌消臭剤は多く販売されていますが、ワキガ菌などの常在菌は殺菌してもその場でまたすぐに繁殖がはじまる生命力の強い菌です。このため単なる殺菌では「焼け石に水」。衣類の中で長時間ワキガ菌の繁殖を防ぐ必要があります。その為には菌の「忌避反応」という性質を利用した抗菌消臭方法が有効です。

忌避反応とは菌の細胞壁や細胞核に傷をつけることで菌自体が仲間の菌に「ここは危険だから来ちゃダメ！（繁殖しちゃダメ）」という信号を出す性質です。殺菌と比べると安全性が高く長時間ワキガ菌の繁殖を抑制することでワキガ臭発生を防ぎます。そんな忌避反応を利用した抗菌消臭スプレーがヌーラビオです。衣類にスプレーしておくことで衣類内でのワキガ臭発生を抑制します。

菌の忌避反応を利用した衣類用抗菌消臭剤

ヌーラビオ

200ｍｌ　3,500円（税別）

いい快互服ドットコムで販売

ヌーラビオをスプレーしておくことで「ワキガ臭がしなくなった」「ワキガ臭が激減した」という実感が得られます。またヌーラビオを使った対策であれば、お子さん本人が自分で衣類臭ケアする事も可能ですし、お子さんが着用する衣類にそっとスプレーして（本人に気付かれず）あげることも可能です。これこそ「汗が出るのに臭いが出ない」ワキガ臭対策です。

6.ワキガの悩みに向き合う場合の注意点

これまでは実際の臭い対策についてお話してきましたが、実は、ワキガ臭の悩みは心の問題であることも多いのです。このため最後にこのワキガ臭の悩みにどう向かうべきか、お子さん本人が悩まれている場合と親御さんが悩まれている場合に分けて提案してみたいと思います。

6-1.親が悩んでいる場合

子供のワキガで「いじめられないか」「将来苦労しないか」など親が悩んでいる場合、最も注意すべきことは本人がそれほど悩んでいなければ親は過剰な対応をしないことが大切です。

子供は自分の体臭など全く意識していないことが多いのですが、親が必要以上に心配したり、気にし過ぎていると言葉にしなくても無意識のうちに子供にとって「臭いのトラウマ」になりかねません。ましてはデオドラント剤を強制的に使わせるなど絶対にしてはいけません。実際のニオイよりも怖い深い心の傷になりかねないからです。

例えば自己臭症とは「実際には臭っていないのに臭っていると感じてしまい悩み苦しんでいる症状」です。こういった自己臭などは子供の頃のトラウマが原因となることが多いのです。お子さんが悩んでいないのであればお子さん自身が悩むまで「そっと見守ってあげること」が大切 です。

その後お子さんがワキガ臭で悩まなければ何の問題にもなりません。またいつかお子さんが自分のワキガ臭に気付いても「少し気になるので注意しよう」というレベルなのか「ワキガが深い悩み」になっているのかにもよりますが、相談してきた際は丁寧に相談に乗ってあげ、先にご紹介した体臭ケアの方法などを教えてあげましょう！

6-2.お子さん本人が悩んでいる場合

お子さん本人が悩んでいる場合、絶対に言ってはいけないことは「そんな事くらい気にするな」等という言葉です。本人が悩んでいるということは友人関係の中でワキガ臭あるいは体臭について指摘され嫌な思いをしたのかもしれません。本人は深く傷ついているかもしれません。切羽詰まった状態で相談したら「そんなことくらい」と言われたらダブルで深く傷ついてしまいます。

体臭やワキガで傷ついた体験をトラウマにしないためにも、お子さんが相談してきた場合は寄り添って適切なアドバイスとワキガ臭ケアの方法を教えてあげることが大切です。お子さんがワキガ体質ということは、ご両親の両方あるいはどちらかもワキガ体質ということ。それでも結婚し家庭を持ち人生を歩んでいるわけです。お子さんにとって最高のお手本こそご両親なのです。

7.まとめ

ワキガ臭は特別なものではありません。大切なことはワキガ臭を含む体臭に対するエチケット。心配りです。清潔と適切な衣類臭ケアのエチケットを心がけたうえで発生する体臭は大切な個性であり、消す必要のないその「人の香り」なのです。

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