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ワキガの手術跡は残る?ワキガ手術する前に知っておくべき2つのこと

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ワキのニオイが心配!特に仕事中や通勤電車、デートなど人との距離が近い場面は心配ですよね。

不安が募ると「自分はワキガではないか」「手術を受けた方がいいのではないか」と考えることはありませんか?手術はワキガを解消する方法のひとつではありますが、手術跡が残る可能性があります。そればかりか、手術を受けてもワキガ臭が解消されないこともあるのです。

せっかく手術をしてもワキガが解消されず、手術跡まで残ると困りますね。そこで、このページではワキガの代表的な治療方法について、特徴やメリット・デメリット、手術跡の有無と効果、そしてワキガかどうかの自己チェック法や手術を受けずにワキガを解消する方法をご紹介しています。

治療を受ける前に読んで日々のケアを実践すれば、安心して毎日が過ごせるようになりますので、是非ご覧ください。

1.ワキガ治療の代表的な4つの手術~それぞれの特徴とメリット・デメリット、手術跡

ワキガの治療では、ワキガ臭の主要な原因であるアポクリン腺を取り除いてニオイが発生しないようにします。

ワキガの手術には多くの種類があり、治療に使用する器具や手術の手法を開発した医師の名前を付けた手術法などに細かく分かれます。今回は「手術跡」についての説明なので手術跡の有無や大きさに着目して手術法を大きく4つに分けています。それぞれの手術法の特徴やメリット・デメリットと手術跡について、効果が高い順にご紹介します。

1-1.ワキを数㎝切開してアポクリン腺を切除する方法

「直視下剥離(はくり)法」や「直視下剪除(せんじょ)法」、「反転剪除法」などがあります。ここでは一般的によく使われる「剪除法」という名称で統一してご説明していきます。

1-1-1.剪除法の特徴

「直視下剥離(はくり)法」や「直視下剪除(せんじょ)法」、「反転剪除法」の手術方法はどれもほぼ同じでワキを3~4㎝切開し、皮膚を反転(裏返し)してアポクリン腺を目で見ながら切り取ります

A:切開部分

ワキのしわに沿って3~4㎝切開します。

B:切除方法
切開した皮膚を裏返してアポクリン腺を目で見ながら切り取っていきます。アポクリン腺はイクラの粒のように丸くなっていて、目で見てもすぐにわかります。

それをハサミできれいに切り取ります。

手術後は傷口を縫合しガーゼや包帯で圧迫させて固定します。

具体的な手術の様子はこちらの動画でご覧いただけます。

1-1-2.剪除法のメリット・デメリット

剪除法のメリット・デメリットは次の通りです。

【メリット】

  • アポクリン腺を直接目で見ながら確実に除去できるので、ワキガ臭解消の効果が高い
  • 保険適用で治療が受けられる

【デメリット】

  • ワキを数㎝を切開するので、傷跡が残る可能性がある
  • 術後、傷口が縫合するまで約10日間ほどかかり、入浴や運動など日常生活が制限される
  • 医師の技術力や経験値によってはアポクリン腺の取り残しがある

1-1-3.剪除法の手術跡

剪除法はワキを3~4㎝切開するため、どうしても傷跡ができます。日数が経過すると次第に薄くなりますが、場合によっては手術跡が残ることがあります。

参考までに剪除法の治療を受けた個人の方が手術跡の回復経過の動画サイトに投稿されているので、ご紹介します。

数年後にはほぼきれいになっていますが、それでも切開した部分がわかる程度の傷跡が残っています。

1-2.ワキに小さな穴を開けてアポクリン腺を切除・吸引する方法

ワキに5mm~1cm程度の小さな穴を開けて、そこから器具を挿入し、アポクリン腺を切除・吸引する方法 です。使用する器具の種類や手法によってさまざまな名称がありますが、ここではわかりやすくするために「切除・吸引法」で統一してご紹介します。

1-2-1.切除・吸引法の特徴

切除・吸引法で使用する器具はさまざまで、カニューラという器具の先端が回転してアポクリン腺を削る「クワドラカット法」、先端にカミソリがついた器具を使う「シェービング法」、カニューレという器具を挿入してアポクリン腺を吸引する「吸引法」などの方法があります。

一例として、クワドラカット法の動画をご紹介します。

他の方法もこれと同様に1㎝ほどの穴を開けて器具を挿入し、アポクリン腺を除去します。

また、切開した穴から器具を入れて超音波を当ててアポクリン腺を破壊する「超音波法」もあります。これは1㎝ほどに切開した穴から超音波メスを挿入し、超音波でアポクリン腺を破壊してこの器具で吸引します。

1-2-2.切除・吸引法のメリット・デメリット

切除・吸引法のメリットとデメリットには次のものがあります。

【メリット】

  • 傷口が小さい
  • 術後の回復が早い

【デメリット】

  • アポクリン腺を直接見ずに器具を入れて切除・吸引するのでアポクリン腺が完全に除去できない可能性がある
  • 医師の技術力や経験値が低いとアポクリン腺の取り残しがある
  • 超音波はやけどのように肌にダメージを与えることがある
  • 超音波法は効果が低く、再発することがある
  • 保険適用ではない

1-2-3.切除・吸引法の手術跡

こちらの動画は超音波メスによるワキガ手術を行った様子の動画です。2分20秒のあたりで術後6ヶ月の傷跡が映し出されますが、ほとんど目立ちません。

1-3.切開せずに電磁波を照射する方法

ワキガ治療には、皮膚を切開しない方法もあります。レーザーや電磁波(マイクロ波)を皮膚に照射して皮下のアポクリン腺を破壊させる方法で、マイクロ波を照射する「ミラドライ」が有名です。

1-3-1.電磁波照射法の特徴

電磁波を照射する方法の代表的なミラドライの治療法をご紹介します。

① 電磁波を照射する部分をマーキングする

②照射

③ 冷却

ミラドライ治療はこのように照射した電磁波(マイクロ波)が皮下組織まで届き、アポクリン腺を破壊するしくみになっています。

ミラドライの具体的な手術方法はこちらの動画でご覧いただけます。

1-3-2.電磁波照射法のメリット・デメリット

電磁波照射法のメリット・デメリットは次の通りです。

【メリット】

  • 切開しないし、針を刺すこともないので、傷ができない

【デメリット】

  • 効果が低い(ミラドライと超音波を併用しても、効果は50%程度というデータがある)
  • 技術力が低いクリニックで受けると「効果が得られなかった」「痛い」などのトラブルがある
  • 保険適用ではない

1-3-3.電磁波照射法の手術跡

電磁波を照射する治療では皮膚を切開しないので、手術跡が残ることはありません。

1-4.電気凝固法

細い電極針を毛穴から刺して熱でアポクリン腺の組織を破壊する方法 です。

1-4-1.電気凝固法の特徴

電気凝固法は本来は脱毛目的で実施されることが多いのですが、アポクリン腺が破壊されることからワキガ治療としても使われています。

電気凝固法の動画はこちらでご覧いただけます。

1-4-2.電気凝固法のメリット・デメリット

電気凝固法のメリット・デメリットは次の通りです。

【メリット】

  • 毛穴に針を刺すだけなので傷ができない
  • ワキガ治療と同時に脱毛ができる

【デメリット】

  • 効果は50~60%と低い
  • 保険適用ではない

1-4-3.電気凝固法の手術跡

電気凝固法は毛穴に針を差すだけで皮膚を切開することがないので、手術跡は残りません。

1-5.各治療法の特徴~まとめ

ここまでの治療法をまとめると、次のようになります。

治療法 ワキガ治療の効果 手術跡 保険適用
剪除法 高い 数㎝切開するので残る あり
切除・吸引法 やや高い 小さな切開穴が残る なし
電磁波照射法 低い なし なし
電気凝固法 低い なし なし

2.治療に行くのはちょっと待って!あなたは本当にワキガ?

このように医療機関でワキガの治療を受ける場合は、それぞれにメリットとデメリットがあります。効果が高い治療法は手術跡が残る可能性が高く、術後のケアも大変です。一方、手術跡が残らない治療法は、効果が低いというデメリットがあります。

このようなリスクを負ってまで本当にワキガの手術を受けるべきなのか、もう一度考えてみましょう。

2-1.日本人の約80%はワキガ体質ではない!

日本人はきれい好きで清潔を好む国民です。そのせいかニオイにも敏感で最近はさまざまな消臭グッズが販売されています。そして、少しでも体臭がすると必要以上に気にする人が多いようです。

しかし、日本人の約80~90%はワキガ体質ではありません。本当のワキガ体質の人は全体の10~20%と少数派なのです。一方、欧米では人口の約80%がワキガ体質ですが、多くの人はそのことを気にしていません。

現在ワキガかも知れないとお悩みの人でも、実際はワキガ体質ではない可能性があります。

2-2.ワキガかどうかを自分でチェックしよう

自分がワキガかどうかは医師を受診しなくても自分である程度判断することができます。

こちらのページに自分でできるワキガチェック法がありますので、一度やってみましょう。

自分で出来る確率90%以上のワキガチェックとあなたに適した対策法

3.毎日のケアでワキのニオイを解消する方法

自己チェックでワキガ体質ではないと判明した場合でも、自分のニオイが気になって仕方がないという人がいるかも知れません。その場合は、毎日のケアでワキのニオイを解消することができます。

3-1.汗のケア

汗をかいたまま過ごしていると汗の成分を好む細菌が繁殖し、ニオイを発するようになります。そこで、汗対策や身体を清潔に保つといったケアをしてみましょう。

こちらのページで詳しい方法をご紹介しています。

自分で出来るワキガ臭軽減の基本

3-2.衣類のニオイ対策

一方、衣類に汗がしみ込むと、そこに細菌が繁殖しニオイを発生します。そのため、衣類のケアもニオイ対策として重要になります。

衣類のニオイ対策はこちらのページで詳しくご説明しています。

ワキガの衣類を洗濯する上で絶対に知っておくべき3つのポイント

4.自己チェックでワキガの可能性がある場合のクリニックの選び方

もし3の「ワキガの自己チェック」をやってみて、ワキガの可能性が高いという場合は医師の診断を受けるといいのですが、ワキガを扱う診療科はたくさんあります。

何科を受診すればいいのか、どんな基準で医師を選べばいいのか……ということは重要なポイントです。ワキガの診断を受ける際の医師選びのポイントはこちらのページで詳しくご説明しています。

ワキガの診断を受ける際の医師選びに重要な3つのポイント

5.まとめ

ワキガの治療は大きく分けると次の4通りの方法があります。

  1. ワキを3~4㎝切開してアポクリン腺を切り取る剪除法
  2. ワキに1㎝ほどの小さな穴を開けて器具を挿入しアポクリン腺を切除・吸引する方法
  3. ワキは切開せずに電磁波(マイクロ波)を照射してアポクリン腺を破壊する方法
  4. 毛穴に細い電極針を刺して熱でアポクリン腺の組織を破壊する電気凝固法

1は保険適用が可能でもっとも確実にアポクリン腺を除去できますが、手術跡が残るというデメリットがあります。2は手術跡は小さいもののアポクリン腺を直接目で見て除去できないので、完全に取り除けない可能性があります。3、4は手術跡は残りませんが、効果は約50%程度と低いため、せっか治療を受けてもワキガが完全に解消できない可能性があります。

しかし、実際には日本人はワキガ体質ではない場合が多く、手術を受ける必要がないケースがほとんどです。まずは自分でワキガかどうかのチェックをして、さらに日々のケアを心がけましょう。

それで多くのワキガの悩みは解消できるはずです。

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