チチガは心配するような事ではない!知って不安を消す5つの事
チチガという一般の人には聞きなれない言葉を検索する人が増えています。ワキガはワキの下から特有の臭いが発生する体質の人を指しますが、チチガとはチチすなわち乳房周辺から特有の臭いが出ることを意味しています。
まずお伝えしておきたいことは乳房周辺からそのような不快なワキガ臭が発生することなどありません。従って心配する必要もありません。
「チチガ」というキーワードを検索する人が増えている背景には、販売目的で不安をあおったり、販売手数量目的で商品を紹介する記事広告が増えていることが大きな要因のひとつと考えられます。
とはいえ、本当のところはどうなのだろう?と不安を感じている方のために、この記事ではチチガの実態と、チチガは心配するような事でないことを納得して頂く情報を掲載しています。
またチチガを心配されている方はワキガ体質であることも多いので、ワキガの臭い対策についても効果的で安心できる対策方法もご紹介して参ります。ぜひ参考にして頂き、ワキガやチチガを気にしない晴れやかな日々を送られることにお役立て頂ければ幸いです。
1.チチガは心配するような事ではない!
1-1.ワキガとチチガは構造と環境が違う
冒頭まずお伝えしたいことは、チチガの臭いは決して心配するようなことではない!ということです。そもそもワキの下と乳房周辺では環境も汗腺の量も全く異なります。
ワキガ体質であることが前提ですがワキの下はアポクリン腺が密集しやすい部位で(個人差がある)さらにエクリン腺も集中しています。これに対し、乳房周辺はワキの下ほどアポクリン腺もエクリン腺もい密集していません。さらに身体の構造が全く異なります。ワキの下は腕と胴体にいつもはさまれ密着し基本的に高温多湿の環境ですが、胸はそのようなことがありません。
そもそも構造的にワキの下は臭いが発生しやすく、胸はそれほど臭くなり難いのです。
1-2.不安をあおる記事広告に振り回されないこと
「チチガ 」とグーグルで検索すると上位に表示されるサイトのほとんどが以下のような構図になっています。(2017年1月現在)
1.チチガ→心配でしょう!と共感の文面
2.ワキガやチチガの原因
3.臭いと迷惑、彼氏に嫌がられるなど不安をあおる文面
4.これを解決するための商品紹介(クリームや地肌にスプレーするもの、石鹸などの紹介が多い)
このような記事広告によりどれだけの方が不用な不安を抱いているでしょう?この構図は商品を販売するサイトであったり、あるいは無数のアフィリエイトサイト(商品を紹介して手数量を得るシステム)である場合がほとんどです。
チチガと検索するユーザーは多くの場合、女性と考えられます。胸の臭いとなれば女性にとってとても深刻だからです。この深刻な悩みをあおって販売するような広告記事に振り回されないことが大切です。
これからチチガの実態とその悩みや不安を解消するためのポイントをお話させて頂きます。まずはチチガとは何かという点からはじめましょう!
2.チチガとは
チチガを説明するには、ワキガ体質とはどのような体質かを知る必要があります。そしてワキガ臭発生の原因はワキの下という部位以外にあることを知っておきましょう。
2-1.ワキガ体質とは
汗が出る穴を汗腺と言いますが大きく2種類の汗腺があります。エクリン腺とアポクリン腺です。エクリン腺は誰でも全身に分布し汗を出し汗が気化する際の放熱により対応調整しています。しかしアポクリン腺の量は、ほとんど無い人と多い人や、活発に活動している人、していない人など個人差が大きいのです。一般的には日本人の10%程度がワキガ体質(アポクリン腺が発達している)と言われています。
さて話しは少し変わりますが、エクリンから出る汗もアポクリン腺から出る汗も出た直後の汗は無臭です。サウナが無臭なことからも汗が無臭であることは納得頂けるでしょう。しかし汗は雑菌のエサとなり雑菌が繁殖すると、菌の老廃物として臭いが発生するのでうs。
また汗の成分の違いと菌の種類の違いにより発生する臭いも異なります。人間で言えば寿司を食べた際と餃子を食べた際では老廃物(便や尿)の臭いが異なる様なものです。
ワキガ臭はアポクリン腺の汗をエサにワキガ菌が繁殖する際に出る臭いとエクリン腺の汗をエサに常在菌が繁殖する際に発生する臭い、さらに皮脂が酸化した臭いなどを入り混じっることでワキガ特有の刺激臭となります。
2-2.アポクリン腺が分布する部位
2-1.でお話したようにワキガ臭は複数の臭いの混合臭なのですがアポクリン腺の汗をエサにワキガ菌が出す臭いがワキガ臭を特徴づける臭い成分ですので、アポクリン腺という汗腺が存在する部位にワキガ臭は発生しやすいのです。
アポクリン腺の分布する部位は図のようにワキの下、陰部周辺、乳房周辺、外耳(耳の奥)などにあります。ただしあくまでこれはワキガ体質の人の場合です。ご自身がワキガ体質かどうかを確認するには別ページ「自分で簡単ワキガチェックして悩みから解放する為の3つの事」をでチェックしてみて下さい。
2-3.チチガとは
2-2.でご説明したようにアポクリン腺は確かに乳房周辺にも存在します。このため乳房周辺からワキガ臭がすることを「チチガ」と呼ばれています。また陰部周辺のワキガ臭はスソガ(スソワキガ)などと言われています。後ほど詳しくお話しますがチチガの臭いはそれ程強くなることはありません。
(スソワキガが心配な方は、別記事 誰にも相談できないスソガの悩みを解消するために知っておくべき5つの事を参考にしてみて下さい。)
2-4.チチガを含むのワキガ臭の役割
エクリン腺の汗は体温調整が主な役目ですがアポクリン腺の汗はどのような役割があるのでしょう?一般的にワキガ臭は異性を引き付ける臭い(フェロモン)臭いと言われています。このため一部の異性からは非常に好まれる傾向さえあるのです。
かといって日常でワキガ臭を他人に気付かれるのは避けたいですね。この方法については後ほど詳しくご紹介させて頂きます。
3.チチガの臭いは心配いらない5つの理由
上記でワキガ臭発生の原因とチチガとはどのようなものなのかをお話しました。次は本コンテンツのポイントとなるチチガの臭いは心配いらない5つの理由について一緒に確認して参りましょう!5つ全てがピンとくる方も1つか2つの方もいるかも知れませんが、知っておくことでチチガの悩みが軽減されるでしょう!
3-1.世界的割合でみればみんなワキガ体質(=チチガ)
まずワキガ体質は、特別なことではないということです。欧米人の80%はワキガ体質で黒人に関しては、ほぼ100%ワキガ体質と言われています。どんなハリウッドスター達もワキが体質なのです。もちろんワキガ体質であれば乳房周辺のアポクリン腺も存在しています。しかし欧米でワキガ臭やチチガ臭に悩んでいる人はほとんどいないと言われています。
ワキガ体質の人はワキガ体質でない人に比べ少しだけ体臭が強くなりやすいことを認識し正しい基本的な対策をすることで他人に不快感を与えるようなことは充分防げるのです。
ちなみに欧米では誰もがワキガ体質で強めの体臭であることから消臭するという文化より香水文化が育っています。自分の体臭と混ぜることで不快感が減少する香水を付ける文化です。しかし無臭を好む日本人には香水での対策は向きません。かえって不快な臭いになりかねませんので注意が必要です。
3-2.胸はアポクリン腺の量が少なく不快な臭いになり難い
ワキの下と比べると乳房周辺はアポクリン腺の量もエクリン腺の量も少なく汗が出る量も少ないのです。更にいつも密閉状態にあるワキの下は、いつも高温多湿状態であるのに対し乳房周辺はそれほど高温多湿になりません。このためワキガ菌の繁殖もワキの下ほど盛んではないのです。
ワキの下は衣類が汗染みが付きやすいですが乳房周辺はそのようなケースが少ないことからも汗の量が異なることは納得頂けると思います。このように乳房周辺は汗の量も臭いの量も決して多くなく不快な臭いにはなり難いのです。
3-3.日常で他人にチチガの臭いが伝わるような事は無い
3-2.でお話したように汗の量も菌の繁殖もワキの下に比べ圧倒的に少ない乳房(胸)周辺では臭いが強くなり難いため、乳房の臭い、すなわたいチチガの臭いが日常生活において他人に伝わるようなことは無いのです。
チチガの臭いが気になるケースがあるとすれば彼氏(彼女)とのHの場面くらいではないでしょうか!この件についても次の3-4.と3-5の内容で問題は解消されるでしょう。
3-4.Hの際はシャワーを浴びれば無臭になる
さてチチガに限ったことではなくワキガ臭も身体を洗い流した直後はほぼ無臭になります。ワキガ臭も他の体臭も原料は汗です。身体を石鹸で洗った直後は汗も菌も臭いも一旦クリアになるため再び臭いが発生するまでの時間は無臭になるので安心して下さい。
再び汗などの分泌物が発生し菌が繁殖し一定量の臭いが蓄積されるまでの時間は無臭ということです。どのくらいの時間かは体質や部屋の温度や湿度などによって変化するため一概には言えませんが30分~1時間程度は強い臭いになるような事はないでしょう。
これはワキガもチチガもスソガも同じです。チチガの臭いがHの際に気になっているとしたら、シャワーを浴びて清潔にすることが大切です。洗浄後の臭いは強くはないはずです。それでも発生する臭いがあればそれはあなたの個性です。愛する人であればこの個性は受け入れてくれるはずです。
また冒頭ご紹介した不安をあおるような記事広告では、チチガの味まで指摘している場合もあります。これも不安があるとすればHの場合のみでしょう。洗浄直後に感じる臭いが個性であるように、チチガに味があるとすればそれは個性であり魅力といってもいいかもしれません。同様に恋人であれば受け入れてくれるはずです。
3-5.悩む人の70%が「臭いが強くない」という事実
体臭専門外来、五味クリニック院長、五味常明先生がある雑誌のインタビューで「ワキガに悩み手術の相談にくる患者さんの70%は手術の必要がないレベルか、全く臭いのない人である」と言われていました。このことから70%の人が気にしすぎている実態がうかがえます。
先述の不安をあおるような記事の影響かもしれません。しかし人間の脳は意識を集中すると本当に敏感に感じるものです。気し過ぎないためにも、まずワキガ臭がどうやって他人に伝わってしまうのかを確認し次にご紹介するワキガ体質の人が気をつけるべき2つの事をきちんと実践すれば臭いが出ない安心感を得ることができますのでぜひ実行してみて下さい。
4.ワキガ臭が他人に伝わる原因
チチガはこれまでお話したように、それほど臭いが強くなる要素がないため日常生活で他人に伝わることはほぼないと言えます。しかしもし、ワキガ体質であったとしたら少しだけ人より体臭が強いことを認識しておくとよいでしょう。かといって神経質になる必要はありません。まずは体臭が他人に伝わる原因をしっかり理解しておきましょう。
一般的にワキガ臭のケアというとワキの下の地肌に直接クリームを塗ったりスプレーしたりすると考えられている人が多いようですが実は、クサいのは地肌ではなく衣類なのです。もちろんワキの下に他人が鼻をこすり付けるくらい近づけて臭いを嗅げば、ワキガ臭もするかもしれません。しかしこのようなシチュエーションはほとんどありません。実際に臭いが蓄積され浮遊するのは衣類が原因なのです。
ワキガ臭発生から他人に臭いが伝わるまでの一連の流れを確認してみましょう!
1.ワキから汗が出ます。(ワキの下はアポクリン船とエクリン腺が密集しています)
2.発生した汗は衣類に付着します。
3.衣類に付着した汗をエサにワキガ菌などの常在菌が繁殖し臭いが発生します。
4.発生したワキガ臭や体臭は衣類に蓄積されていきます。
5.これらの臭い物質が飽和状態になったり汗が気化する際に臭い物質は空中を浮遊し他人の鼻に入るとクサと感じられてしまうのです。
逆に衣類を着ていない環境では体臭やワキガ臭は強くなりにくいものです。プールや海水浴場などで足や身体が臭い人にあまり出会わないのは臭いを蓄積する衣類を着用していないためなのです。衣類は繊維でできているため多くの臭いを吸着する性質があるのです。この臭い物質を衣類に蓄積させないようにすることが他人に臭いを伝わらないようにする最大のポイントとなります。
5.ワキガ体質の人が気をつけるべき2つの事
ワキガ体質だからと言って特別な対策は必要ありません。基本的対策と衣類臭対策により十分臭い対策をすることが可能です。ワキガ対策の人が気をつけるべきことは2つです。
5-1.洗浄と汗拭きが基本対策
ワキガ臭に限らず体臭全般に共通することですがワキガ臭ケアで大切なことは清潔と着替えです。清潔ということを具体的にお話すると1.洗浄と2.汗をこまめに拭く。という2点
5-1-1.洗浄は普通の石鹸でやさしく洗う
ワキガ臭に限らず体臭ケアの基本は洗浄です。だからと言ってゴシゴシ洗いは禁物です。皮膚が荒れては常在菌の繁殖を促しかえって臭いを不快にしかねません。ワキの下を洗浄する際はまずは充分にシャワーをかけるか湯船につかるなどして皮膚表面の垢を浮かします。
そして石鹸は、泡立てネットなどを使用し細かい泡にして素手で洗うのがオススメです。細かい泡は皮膚の隅々まで汚れを落とし素手であれば皮膚を痛めることもないからです。もちろん、しっかりすすぎも忘れずに。
また皮膚にやさしい石鹸を使用することは大切ですが特別高価なデオドラント石鹸を使用する必要はありません。どんな抗菌力やエキスが配合されていても洗い流すことで一緒に流されてしまうので意味がないからです。
洗浄は夜、一日の汚れをしっかり洗い流すこと。そして就寝中はたっぷり汗をかきますので出勤前にも軽く洗い流してあげると効果的です。
5-1-2.汗拭きは大きな臭い対策効果
ワキの下の汗を拭くのは、トイレに行く必要があるなど少々手間がかかることですが、思った以上の臭い抑制効果が期待できます。理由は単純で臭いの原料が汗だからです。原料が減れば臭いも減るということです。
汗は出た直後に拭くのがベスト。でもそうそうワキの下の汗を拭くのは人前などでは難しいので時間が経過しベタベタした状態の場合は濡れタオルかデオドラントシートなどで拭いてあげるとしっかりと拭きとれ効果的です。
5-2.他人にワキガ臭・体臭の蓄積を防ぐ方法
5-2-1.着替えは効果的なワキガ臭対策
4章で他人にワキガ臭が伝わる原因は衣類の蓄積臭であることをお伝えしました。この衣類にワキガ臭が蓄積されないようにすれば他人に臭いが届くのを防ぐことが出来ます。最も効果があるのは着替えることです。当然ですが新しい衣類に着替えれば、再び一定量の臭いが衣類に蓄積されるまでの時間、臭うことはなくなります。
どのくらいの時間臭わないかは、体質や温度、湿度などの環境によって大きく変化しますので一概には言えませんが、上半身の衣類を全て着替えれば少なくとも30分程度はワキガ臭も体臭も激減します。しかし30分や1時間おきに着替えるのは通常は困難ですね。そこで次は着替えなくても臭いが衣類に蓄積されるのを防ぐ方法をご紹介します。
5-2-2.衣類の中でワキガ臭発生を抑える
ワキガ臭はアポクリン腺から出る汗を好むワキガ菌が繁殖することが主原因です。このワキガ菌の繁殖さえ抑制できればワキガ臭の発生も抑制されます。しかし単なる殺菌剤を使用してもあまり効果はありません。殺菌すれば瞬間的に菌は死滅します。しかしワキガ菌などの常在菌はいくらでも無尽蔵に存在するため殺菌した直後から再び繁殖し臭いが発生してしまうのです。
しかし菌自体がもつ忌避信号を出す性質を利用した抗菌剤を使用すると長時間(72時間)に渡りワキガ菌の繁殖を抑制することができためワキガ臭の発生も抑制されます。忌避信号とはワキガ菌の細胞壁などに傷をつけることで菌自体が仲間の菌に「ここは危険だから来ちゃダメ」という信号を出す信号です。
この忌避信号を利用した衣類用抗菌剤がヌーラビオという製品です。ヌーラビオをあらかじめ衣類のワキ部周辺にスプレーしておくことでワキガ菌の繁殖を抑制してくれます。これまでワキガクリームや直接肌にスプレーするアイテムを利用され、あまり臭い抑制効果に満足できなかった方はぜひ衣類臭ケアの効果を試しみてはいかがでしょうか。
ワキガ菌の忌避信号を出す性質を利用した抗菌消臭剤ヌーラビオ
いい快互服ドットコムで販売
200ml 3,500円(税別)
5-2-3.衣類を消臭剤にしておく
ワキガ臭は複合であることは既にお話した通り、実はワキガ臭を気にする人の中には、ワキガ臭ではない体臭をワキガ臭だと勘違いしている可能性があります。例えば「ワキガ手術でアポクリン腺の削除をしても臭いが消えない」と悩む方などはそもそも悩んでいた臭いはワキガ臭ではなかったということになります。ワキガ臭は体臭の一部であり複合臭のためこのようなことが起きる可能性があるのです。
こんな場合どうしたら良いか?それを解決する方法が「衣類を消臭剤にしてしまう方法」です。本来汗を吸いとり臭いが蓄積される衣類が逆に臭いを消臭するとなるとその効果は絶大です。そんな合理的な方法があるのです。
衣類に体臭(複数の臭い物質)と反応し無臭化する消臭剤をあらかじめスプレーしておく方法です。ヌーラビオの姉妹製品の急速イオン消臭スプレーヌーラを衣類にスプレーするとヌーラのイオン交換体が衣類に付着し、衣類を消臭剤にすることが出来るのです。
ヌーラビオは臭い発生を抑制するスプレー。ヌーラは臭いを消臭する衣類にするスプレーです。ワキガ臭が気になる場合はまずはヌーラビオを使用しそれでも臭いが消えないと感じる場合はヌーラ、あるいはヌーラとの併用をすると、明らかに臭いしない。あるいは大きく軽減されたと感じられる方が多いのです。
衣類を消臭衣類(消臭剤)にする急速イオン消臭スプレーヌーラ
210ml 1,800円(税別)
5.まとめ
チチガの臭いなど全く心配するに値しないデマといっても過言ではありません。またワキガ臭についても他人より少しだけ体臭が強い体質だということを理解し清潔と衣類臭にさえ気をつければ他人に不快な思いをさせることはないのです。
どうか安全でしかも効果を実感し安心できる当記事でご紹介した方法でワキガの悩みからご自身が解放され晴れやかな日々をお過ごし頂くことにお役に立てれば幸いです。