ワキガのデオドラント驚きの活用法!汗が出てもニオイが出ない方法
「ワキガの臭いで悩み、いくつものデオドラント剤を試してみたけど全て効果が無い」あるいは「午前中だけで昼ごろには臭ってしまう」そんなふうに悩まれている方が多いようです。
実は多くの方が「デオドラント剤」と「ワキガの臭い」という2点に関して大きな勘違いをされています。この勘違いをしたままでは、何種類のデオドラント剤を試しても効果を得ることが出来ません。
ここでは、そんな「デオドラント剤の勘違い」を解消するための知識と「ワキガの臭い」の実態を解説しています。そして最後までお読み頂ければデオドラント剤を正しく効果的に使用する方法と共にワキガ臭を防ぐ効果的な3つ対策が得られます。そしてワキガ臭の悩みからご自身を解放することが出来ますのでぜひ参考にしてみて下さい。
1.デオドラント剤を購入する前に知っておくべき5つの知識
昨今の清潔ブームによりワキガ対策製品もここ数年、数多くのアイテムが登場しています。ワキガ臭で深く悩まれている方の不安をあおり、あたかもワキガ臭が消えるかのようなイメージ戦略で商品を販売しているサイトが多いため気をつけなければなりません。
もちろん使用方法と目的を間違わなければ効果的なデオドラント剤も存在します。しかし多くのデオドラント剤販売サイトで表現されている内容を見ると、売るために消費者が勘違いするような表現が多いことが気になります。ここではそのような勘違いを改めて頂くためデオドラント剤広告によくある表現などについてお話させて頂きます。
1-1.デオドラント剤は単時間抑制用
デオドラント剤の最も大きな勘違いは、その使用目的にあります。結論からいえば「デオドラントクリームやスプレーは汗や臭いの単時間抑制用」であるという点です。なぜ単時間用なのかという理由は大きく2つあります。
1つ目は、臭いの抑制について、どんなデオドラント剤でも汗は完全に抑えることが出来ません(また健康上も抑えてはいけない)このため数時間するとワキガ臭は発生しはじめてしまいます。汗が出ればデオドラント剤は汗で流れてしまいますし、汗は衣類に付着し衣類でワキガ臭が発生してしまうのです。(後ほど詳細について解説します)
2つ目の理由は、健康上の問題です。デオドラント剤の役目は制汗と抗菌で構成されています。しかし汗は必要だから分泌されるもの。その汗を強制的に止め続けることは決して健康上もよくありません。また本来皮膚表面にあるべき常在菌を殺菌し続けることはお肌環境を壊しかねないのです。そして、制汗と殺菌をし続けることは、どちらも結果として臭いをより不快にしかねないのです。(詳細後術)
以上の理由からデオドラント剤の常用は控え、あくまで「結婚式」などどうしても汗や臭いを抑制したい場合の単時間抑制用として使用するものだという認識が必要です。
1-2.殺菌効果は臭い抑制効果とは限らない
1-2-1.殺菌効果=臭い抑制効果ではない
デオドラント剤の効能としてよく「殺菌効果99.9%」という記載がされているものが多くありますが、実は殺菌効果はデオドラント剤に必要な効果ではありますが臭いの抑制力とは限らないということをご存知でしょうか?
殺菌効果99.9%と聞けばあたかもワキガ菌が繁殖しないようなイメージですが、ワキガ菌を含む常在菌は殺菌しても殺菌してもその場で繁殖をはじめる生命力の強い菌なのです。まして抗菌試験は試験環境の中で行われます。温度も湿度も変化がなく、まして実際の人間のように次から次へと汗が出てくることもないのです。
もちろん抗菌効果は必要な機能ではありますが、このような実験環境で99.9%殺菌できたとしてもワキガ菌を抑制する指標にはならないことを知っておく必要があります。
1-2-2.常在菌バランスは大切なもの
もうひとつ知っておくべきことは、人の皮膚表面には常に無数の菌が存在しています。これを常在菌といいます。ワキガ菌も常在菌の一種です。この常在菌は繁殖により一定量を超えると不快な臭いを出しますが、通常は悪い感染力のある菌からバリアのようになって私たちを守ってくれている菌でもあるのです。
皮膚表面を殺菌し続け、この常在菌バランスを崩すほどるとどうなるか?皮膚への悪影響も心配ですが悪い菌が繁殖することで返って悪臭の原因にもなりかねないのです。以上の理由から抗菌や殺菌するにしても単時間にするべきなのです。
1-3.過度な制汗は逆効果になる
すぐれた制汗効果!と表現されているデオドラント剤も数多くあります。しかし制汗とはほとんどの場合、汗の出る穴を塞ぐことで汗の発生を抑制するもの。単時間であれば問題ありませんが、この制汗剤を常用すると汗腺の働きを鈍化させることにつながります。
そもそも発汗は体温調整というとても大切な役割のための働きです。この汗を強制的に止め続ければ健康上よくないことは明らかです。それでなくても現代人は夏はクーラーの中。また運動不足で汗腺機能が鈍っています。
その上デオドラントクリームなどで汗腺をふさぎ続けることでさらに汗腺機能を退化させると濃度の濃い汗が出るようになり、濃度の濃い汗はより不快な臭いになる傾向があります。当然と言えば当然ですが汗は止めすぎないことが大切なのです。理想は汗がたくさん出ても臭いを出さないようにすることです。(この方法は最後にご紹介させて頂きます)
1-4.エキス効果は期待出来ない
デオドラントクリームなどによく記載されているエキス。植物系エキスが多いのですが、このエキスの効果についてはほぼ効果は期待するべきではありません。理由はメーカーサイドのイメージ戦略として配合されているものがほとんどだからです。
もちろん効果効能のあるエキスも存在します。しかし多くの場合、エキスの配合濃度が記載されていません。また薬事法という法律がありエキスによる効果は掲載できなのです。このため「消臭効果のあるといわれている柿渋エキス配合」という表現で「クリームに効果があるとは言えないが配合されているエキスには消臭効果があるらしいよ!」というグレーゾーンでの記載がほとんどです。
メーカー側の裏話をしてしまうようで申し訳ないのですがクリームのレシピが決定後、無数のエキスを安価で配合できる場合がほどんどです。それはエキスの濃度が非常に低いためです。エキスの配合割合(%)の掲載がない場合は、あくまでメーカーのイメージ戦略として配合していることが多いのでエキスの効果は期待できないのものがほとんどです。
1-5.デオドラント剤ランキングはあてにならい
「ワキガ デオドラント剤」と検索するといくつものデオドラント剤(ワキガクリーム)ランキングサイトが出てきますが、このランキングの信憑性について最近は根拠のないランキングサイトも数多く存在し問題になっているので注意が必要です。
多くのランキングサイトは、アフィリエイト広告と言われる広告手法で掲載されているものがほとんどです。簡単にアフィリエイトの仕組みを説明すると、個人のWEBサイトでワキガクリームなどを紹介する変わりに、販売額に応じて販売元から報酬がもらえる仕組みです。このため報酬額が大きい順にランキング表示されていることが多いのです。
デオドラント剤は、「お悩み商材」と言われ報酬額が大きいのが特徴です。5,000円前後のワキガクリームを1つ販売につき10,000円程度の報酬がもらえる商品がランキング1位になっていたりします。販売元は10,000円払っても「お悩み商材」は複数回リピートしてくれる確率が高いことを知っていて売価より高い報酬を支払っているのです。
アフィリエイトのシステムに問題があるのではなく、利益のために根拠の無いランキングがされていることが問題です。このパターンがとても多いのでランキングサイトの順位はあまりあてにならないことが多いことを知っておきましょう。
2.ワキガ臭の原因と実態
「臭い」というのは小さな小さな物質です。小さな粒だと思って頂くと分かりやすいかもしれません。この臭いの粒はとても小さいため空中を浮遊します。そして浮遊する臭いの粒(臭い物質)が鼻に入るとクサい!と感じます。
しかしほとんどの場合、複数の臭いの粒が舞っていて、その臭いの粒の集合体を嗅いでいるのです。ワキガの臭いも全く同じです。ワキガは複合臭なのです。このワキガ臭について誤った認識をされている場合も多いのでまずはワキガ臭の実態を確認しておきまししょう!
2-1.ワキガ臭対策は混合臭対策である
実はワキガ臭というニオイは存在していません。例えて言うならジャングルという木がないようなものです。様々な樹木が生い茂っている環境がジャングルです。ワキガ臭も同じで、様々な体臭が入り混じったものとして存在しています。
もちろんワキガ臭はアポクリン腺から出る汗をエサにワキガ菌が繁殖する際に発生する特徴的な臭い物質が、ワキガ臭を特徴づける臭い物質ではありますが、ワキガ菌から発生するワキガ系ニオイ物質(スパイシー臭や硫黄臭)だけではそれほど刺激的な臭いにはならないのです。(ワキガ臭の原因詳細についてはこちらの記事を参照下さい)
その他エクリン腺から出る汗をエサに常在菌が繁殖する際に発生する臭いや皮脂が酸化した臭いなどと入り混じると刺激的な、いわゆるワキガ臭と言われる臭い(混合臭)になるのです。
このようにワキガ臭が複合臭であるということは、ワキガ臭を特徴づけるアポクリン腺の汗を原料とする臭いを抑えても他の体臭が不快であれば、その人の体臭は不快に感じられてしまいます。次に詳しくお話しますがワキガ臭ケアは体臭全般のケアが基本となるのです。
2-2.汗の臭いをワキガ臭と感じている人もいる
ワキガの悩みは、心理的影響が大きいものです。体臭専門医で有名な五味クリニック院長、五味常明先生の元にワキガに悩み手術の相談に来る患者さんの中で「ワキガの手術をする程の臭いがしていない。あるいは全くワキガ臭がしない人」が70%だそうです。
そもそもどの位の臭いがするとワキガ。というような定義がワキガにはなく曖昧です。また2-1でお話したようにワキガ臭は他の体臭との複合臭です。かつワキの下は誰でも汗が出る部位のため、臭くなりやすいのです。何がいいたいかというと一般的な体臭をワキガ臭だと思い込んでしまっている人もいるということです。
実際にワキガ手術でアポクリン腺を削除したにもかかわらず、「全く臭いが消えない」と感じてしまう。このような人はもともと気になっている臭いがワキガ臭ではなく他の体臭であった可能性があるのです。 このような観点から効果的ワキガ臭対策を施すには、これからご紹介する体臭全体をケアする3つの対策が有効となるのです。
3.ワキガ臭を抑える3つの基本
ワキガ臭はアポクリン腺から出る汗をエサにワキガ菌が繁殖する際に出る臭い物質がワキガ臭を特徴づける臭いの主成分ですが、既にお話したとおり他の体臭との混合臭です。このため他の体臭を抑えることは、ワキガ臭を含む体臭を抑えることになります。
体臭を防ぐために効果的な対策はワキガ臭であれその他の体臭であれ、ほぼ同じなのです。ではどのような対策が効果的なのか具体的な3つの対策について確認して参りましょう!
3-1.やさしく洗う
当たり前のようですが、体臭・ワキガ臭ケアの基本は洗浄です。地肌についた汗、常在菌(ワキガ菌含む)、そして臭い物質もすべて洗い流すことで一旦ワキガ臭も体臭もクリアになります。ただあまりにもワキガを意識することでゴシゴシ洗ったりするのは、逆効果です。肌が荒れたりすることで常在菌バランスを崩し返って臭いを不快にしかねません。
また洗浄するうえで特別な石鹸は必要ありません。花王石鹸など大手の一般的な石鹸で充分です。デオドラント石鹸などには様々な有効成分とされるエキスや抗菌剤などが配合されていますが注いだ瞬間にほぼ流れてしまうのが実態です。どんな石鹸を使用するかより臭い対策に大切なのは洗い方と皮膚を痛めないようやさしく洗うことです。
洗う際は、ゆっくり湯船で皮膚表面をふやかし、汚れを浮かせた後、泡立て網などで細かい泡にして素手でやさしく洗うのがベストです。細かい泡は皮膚表面の凹凸の中まで洗浄できるからです。また素手で洗うことで皮膚を痛めることがありません。ただし注ぎは充分にしましょう。
そして夜の洗浄はもちろんですが、就寝中も汗をたくさんかきますので朝もサッとシャワーをあびワキの下を洗浄してから出勤、登校すると効果的です。
3-2.汗を小まめに拭く
ワキガ臭を含む体臭の主原料は汗です。この汗は出たらすぐに拭きあげると体臭、ワキガ臭対策に有効です。体から出たばかりの汗は無臭です。サウナ風呂の中がクサくないのは汗が無臭だからです。このように汗は無臭のうちに拭きとるのが効果的なのです。
時間が経過した汗は水分が蒸発しミネラル分などの濃度が高くなりベタベタになります。濃くなった汗は臭いも強くなりやすくなります。ベタベタになってしまった汗は濡れタオルか市販のデオドラントシートなどで拭くとサッパリと拭きとれるのでオススメです。
洗浄と汗を拭く。この2点は当然と言えば当然の臭いケアの基本ですがとても効果的な対策です。しかし見落としがちであり、かつ最も臭いケアに有効なことは実は衣類の臭い対策なのです。次は最も大切な衣類臭ケアについてお話します。
3-3.ワキガ臭は衣類で防ぐ
体臭やワキガ臭というと地肌がクサいというイメージかもしれませんが実は、最も臭いを拡散しているのは衣類なのです。衣類臭対策は想像以上に効果が実感できるワキガ臭対策なので、詳しくお話したいと思います。
3-3-1.ワキガ臭を拡散しているのは衣類
そもそもワキガ臭はどうして他人に伝わるのか考えたことはありますか?実はほとんどの場合、体臭がクサいのは衣類が臭っているのです。分かりやすい例として足の臭いを見てみると・・・海水浴場やプールで足がクサイ人はあまりいません。その理由は裸足だからです。
衣類がないと足も臭くなりようが無いのです。発生した臭い物質たまっていく衣類が無いからです。これはワキガも同じです。もちろん衣類がなくてもワキの下に鼻をつければ臭うかもしれませんが、衣類を着用していなければ他人に臭いが伝わるほど臭い物質が蓄積されないのです。では他人に臭いが伝わるまでの流れを細かく追ってみましょう!
アポクリン腺から汗が出ます。
出た汗は衣類に付着します。
付着した汗をエサに衣類の中でワキガ菌や他の体臭が発生します。
発生したニオイは衣類に蓄積され一定量を超えると汗の気化と共に空中を浮遊します。
浮遊する体臭(ニオイ物質)が他人の鼻まで届くと「クサい」と感じられてしまうのです。
要はワキガ菌が繁殖するのも臭いが蓄積されるのも衣類なのです。他人にワキガ臭が伝わるのは衣類に蓄積された臭いこそ主原因なのです。ではどうしたらこの衣類の臭いが防げるか?具体的な対策方法を次にご紹介します。
3-3-2.最も効果がある対策は着替えること
当然ですが着替えることが最も効果的な対策です。一定量の体臭・ワキガ臭(臭い物質)が衣類に蓄積されることで他人にワキガ臭が伝わるのですが臭い物質が蓄積される前に着替えてしまえば他人に臭いが伝わるのを防ぐことが出来ます。
その人の体質や温度湿度などの環境にもよりますが1時間おきに着替えればほとんどワキガ臭が他人に伝わるのを防げるでしょう。しかし現実に1時間おきに着替えるのは困難ですね。そこで臭わない衣類にしておく方法を最後にご紹介したいと思います。
3-3-3.臭わない衣類にする方法
ワキガ臭はアポクリン腺から出る汗が衣類に付着し、この汗をエサに衣類の中でワキガ菌が繁殖する際、ワキガ臭発生・蓄積されます。このワキガ菌の繁殖を衣類内で防ぐことが出来ればワキガ臭を抑制することが出来ます。
しかし問題となるのはワキガ菌を含む常在菌は、殺菌してもその場で再び繁殖をはじめるため単に殺菌しただけでは「焼け石に水」です。この問題を解決したのが、ワキガ菌の抗菌作用を長時間継続するために開発されたヌーラビオという抗菌剤です。ヌーラビオは単に殺菌するのではなく、菌自体が持つ忌避反応という性質を利用した抗菌剤です。
ヌーラビオの他にはない抗菌の原理は、菌の細胞壁や細胞核に傷をつけることで菌自体に「ここに来ちゃダメ!」という信号を仲間に出させ(忌避信号)ることを利用した抗菌消臭剤という点です。これにより長時間衣類の中でワキガ菌の繁殖を抑制することに成功しました。
菌自体が持つ「忌避反応」を利用した抗菌消臭剤ヌーラビオ
200ml 3,500円(税別)
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デオドラント剤を使用しなくても衣類でワキガ臭の発生を抑制することで、今まで安心できなかったワキガ臭も驚くほどしなくなります。
4.まとめ
ワキガのデオドラント剤は常用せず、ここぞという単時間用として使用するのが最も効果的で正しい使い方です。またデオドラント剤の常用すると逆効果になる場合もありますので注意が必要です。
ワキガ臭対策というと地肌に意識が集まりがちですが、実際にワキガ臭が他人に伝わってしまう主原因は衣類に蓄積されたワキガ臭を含む体臭です。このワキガ臭を他人に伝えないためには洗浄と汗を小まめに拭く事で清潔を保ち、衣類の臭い対策をすることが最も効果的です。臭わない衣類にするだけで驚くほど臭いがしない実感が得られますのでぜひお試し下さい。