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脇汗でできる衣類の黄ばみを自宅で簡単に落とす方法

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脇は汗を多くかく場所ですが、ブラウスや白いTシャツが、脇汗で黄ばんでいたら、とても恥ずかしいものですよね。 脇の黄ばみは、洗濯をしてあったとしても、不潔なイメージを与えてしまいますし、意外と他人の目に止まってしまうものです。ここでは、そんな脇汗の黄ばみの原因とちょっとした工夫で、自宅でも簡単に落とすことができる洗濯方法をご紹介します。これまで悩んでいた頑固な脇の黄ばみもすっきり解消してください。

1.脇汗による黄ばみの原因

脇汗で黄ばみができてしまうのは、実はいくつかの原因が考えられます。
脇汗で着ている服が黄ばむというのは、ワキガだからと考える人も多いですが、実はそうでない人でも服が黄ばむことはよくあります。主に次の4つの原因が考えられますので、順番に説明していきましょう。

1-1.体質に合わないデオドラント剤

まず最初の原因として、制汗剤の使用があります。汗をたくさんかく季節に制汗剤を使って、汗やニオイの対策をしている人も多いですが、使用している制汗剤が原因で、黄ばみを発生させていることがあります。これは、全ての制汗剤が黄ばむわけではなく、不思議なことにその人によって黄ばむ制汗剤は違うようです。人により皮膚の状態や細菌の種類などが異なるので、制汗剤を使用したときの反応も異なるのだと思われます。

ですので、全ての人の黄ばみの原因が制汗剤という訳ではないようですが、使用していて、黄ばみやニオイが気になるようなことがある時は、使用している制汗剤を一週間くらい中止してみると良いでしょう。使用を中止して黄ばみがなくなったら、その制汗剤が原因と分かります。

1-2.汗腺の機能が低下している

黄ばみの原因となる二つ目の原因に、汗腺機能の低下があります。
汗腺は、血液中から水分やナトリウム、マグネシウムなどのミネラルを摂り込んで汗として分泌しており、この分泌された汗が蒸発したときに、身体から気化熱が奪われて体温が下がるという仕組みです。更に、汗腺は再吸収という大切な働きもしています。血液から一度摂り込んだ様々なミネラルを汗腺がろ過し、再び体内に吸収されるのです。再吸収されたミネラルは、代謝などに使われます。

この汗腺機能が低下している人は、汗腺のろ過機能が低下して、体に必要なミネラルまで放出していることになり、汗の中に鉄分を含むミネラルが混ざった成分が分泌されます。その成分が多くなるほど、黄ばみの原因となるのです。低下した汗腺機能を高めるには、適度な運動や入浴などでたくさん汗をかくことが大切です。

1-3.衣類に染み込んだ皮脂

三つ目は、衣類に染み込んだ皮脂が酸化することによって、黄ばみの原因となる事があります。
皮脂は普通に洗っても、取りきれずに残っていることがあります。
その皮脂が残ったまま時間が経過すると、衣類に染み込んだ皮脂が酸化して変色するため、衣類が黄ばんでくるのです。皮脂の汚れを落とすためには、衣服を着た当日に洗うのが最も効果があります。毎日、洗濯ができない場合でも、皮脂の汚れが付きやすい、脇の下や首周りなどだけで手洗いしておくと良いでしょう。

1-4.アポクリン腺からの分泌物

四つ目の原因として、「ワキガ体質である」ということが考えられます。
汗の出口となる汗腺には2種類あって、エクリン線とアポクリン線があります。
そのうちの1つアポクリン腺から出る様々な成分の中に【リポフスチン】という色素が入っています。ワキガ体質の人は、この色素成分が多く分泌されて衣類の脇の部分に黄ばみをつくります。

この色素の色の付きかたは個性があり、人種によっても異なってきます。欧米人には真っ黒に色が付いてしまう人もいるようで、日本人の場合は、茶褐色から薄い黄色のことが多いようです。
アポクリン線から分泌される【リポフスチン】は、黄ばみの大きな原因となっています。
しかし、実際にワキガ体質の人の黄ばみは、リポフスチンの色素成分だけではありません。
分泌される成分の中に含まれる、鉄分も原因の一つとなっています。

2.自宅でできる黄ばみの洗濯方法

2-1.簡単な黄ばみの落とし方

まずは、少し気になる程度の黄ばみを落とすために、自宅でできる簡単な方法を2つご紹介します。

2-1-1.台所用の食器洗剤で洗う

使用するのは普段使っている台所用の食器洗剤でかまいません。食器洗剤は、脂を浮かせる成分が入っているので、衣類についた皮脂汚れに効果があります。まずは、汚れている部分に直接洗剤をかけます。色物の場合はかけすぎると色落ちの原因になるので注意してください。いらなくなった歯ブラシなどでやさしく表面をこすると表面に付いた汚れもとれ、黄ばみ汚れが浮き上がります。あとは40度~50度程度のお湯でよくすすいでから、通常通りに洗濯機で洗濯します。

2-1-2.重曹でつけ置き洗いをする

次に、洗濯用の重曹を使った、つけ置き洗いをご紹介します。
重曹は重炭酸ナトリウム(炭酸水素ナトリウム)という物質ですが、弱アルカリ性なので
酸性の汚れを落とすのに適しています。重曹はその洗浄作用をいかして掃除などにも広く活用されています。

この重曹を使った洗濯の仕方ですが、まず1リットルのお湯(40℃~45℃)に
大さじ1~2杯ほどの重曹を入れ、よく溶かしたら、黄ばんだ衣類を入れます。
そのまま2時間ほど浸け置きにして、そのあとは通常通りに洗濯をします。

2-2.頑固な黄ばみの落とし方4ステップ

台所用洗剤や重曹を使っても、なかなか落ちない頑固な黄ばみは、この方法を試してみて下さい。

2-2-1 酸素系漂白剤と重曹の合せ技で洗う

【 用意するもの 】
・重曹
・酸素系漂白剤
・40℃~50℃のお湯
・洗面器

①重曹を黄ばみにもみこむ
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まずは小皿などに重曹を少量取り、ぬるま湯を足してペースト状にします。ペースト状にして塗布しやすくなった重曹を、黄ばみがひどい部分にもみこみます。重曹には衣類についた汚れを浮き上がらせる効果があります。重曹と酸素系漂白剤と一緒に使うことで、脇の黄ばみに対する漂白効果を高めることが出来ます。

②お湯に「酸素系漂白剤」を入れる
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40~50℃のお湯に「酸素系漂白剤」を入れます。
漂白剤には大きくわけて3種類あります。キッチン用などで使われている「塩素系漂白剤」と、洗濯用の色柄物で使用する「酸素系漂白剤」と白い衣類用で使われる「還元剤漂白剤」があります。
この3種類の漂白剤の中でも、塩素系漂白剤と還元剤漂白剤は、染料まで脱色してしまいます。
さらに、塩素系漂白剤には酸素系の洗剤などと混ぜると有毒なガスを発生して危険なものもあるので、使うときは必ず注意書きをよく読み、使用法を守って使わなければなりません。
以上のことからも、ここでは染料を落とさずに使える、洗濯用の「酸素系漂白剤」を使用します。
写真のように泡が立つまでよくかき混ぜて、しっかりと溶かして下さい。

③②の洗面器の中に①の衣類を入れて一晩つける
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酸素系漂白剤を入れたお湯に、重曹をもみこんだ衣類を浸し、そのまま一晩浸けこみます。
一晩浸けこむことで、汚れが浮き上がってきます。

④翌朝に液ごと洗濯機で洗う
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 一晩浸しておいた衣類を液ごと洗濯機に入れ、通常通りに洗濯洗剤を入れて洗濯します。浮かせた汚れを翌朝洗濯することで、すっきり落とすことができ、頑固な黄ばみも自宅で白さがよみがえります。

4.まとめ

脇汗の黄ばみは、ちょっとした工夫をするだけで、自宅でも簡単に落とすことができます。
ここで紹介した重曹や酸素系漂白剤などを使った洗濯方法をまずは試してみて下さい。
衣類の黄ばみをすっきり解消して、気分良く毎日を過ごしましょう。

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