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ガムで口臭を防ぐには「噛むことの作用」が重要な3つの理由

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口臭対策にガムを噛むことは一般的ですが、ではなぜガムを噛むと口臭を抑えられるのか本当の理由を知っていますか?ほとんどの方が「ガムを噛んだ味や香りによって口臭が抑えられている」と思い込んでいるのではないでしょうか。

しかし、実はこれは大きな勘違いなのです。ガムの味や香りで口臭が抑えられているのではなく、「噛む」という動作により口の中である作用が働いた結果、口臭を抑えることができるのです。

この思い込みの間違い、「噛む」という動作によってどんな作用があるのかといった本当の理由をご説明していきます。さらには口臭対策に効果的なガムの選び方もご紹介しますので、是非参考にしていただきたいと思います。

1.ガムを噛むと口臭を抑えることができる本当の理由

では、ガムを噛んで口臭を抑えるにはどうすればよいのでしょうか。

まず知っていただきたいのは、「ガムの味や香りで口臭を抑える」のではなく、「ガムを噛むことによる作用」が口臭を抑えるということです。それではその「作用」にはどのようなものがあるのかご説明しましょう。

1-1.唾液の分泌を促進させる

ガムを噛んで口臭対策になる一番大きな作用に「唾液の分泌を促進させる」ことが挙げられます。

ガムを噛むと唾液が多く分泌されます。この唾液は「刺激時唾液」と言われ、ガムをはじめ食事をした際に食べ物が口の中に入ってきた刺激によって反射的に分泌される唾液です。

ガムは他の食べ物とは違い、噛んだあと飲み込まないので長い時間噛むことができるため、唾液の分泌される時間も長くなるといったメリットがあります。

唾液は口腔内の細菌の繁殖を抑える抗菌効果や、食べ物のカスや汚れを洗い流し清潔に保つ自浄効果があります。これらの効果が長く続くことで、口臭を抑えることに繋がるのです。

1-2.舌の汚れを軽減させる

ガムを噛んでいると徐々に味がなくなり口から出して捨てることになります。ですが、ここから噛み続けることによって次の作用があります。それは舌に付いた汚れを軽減させる働きです。

舌の表面は舌乳頭と呼ばれる細かい突起が密集しており、細かい凸凹構造になっているため、食べ物のカスなどの汚れが付着しやすく、付着したままでいると口臭を発生させる原因になるのです。

さらにこの舌の汚れは放置してしまうと、口の中にある細菌と剥がれ落ちた上皮細胞のカスなどが結合して生じたプラークが、舌の粘膜に付着する「舌苔」になります。

ガムを噛み続けることにより、口臭の原因となる舌の汚れや舌苔をガムが絡めとってくれるのです。

1-3.口呼吸の改善につながる

口臭の原因の1つに口呼吸があります。口呼吸になると口が乾燥して唾液が減ります。唾液は口の中の細菌の繁殖を抑えたり食べ物などの汚れを洗い流したりする働きがあり、唾液が減ってしまうことでその作用が低下して口臭を発生させる要因となってしまいます。

口を閉じてガムを噛む動作は自然と鼻呼吸になるため、口呼吸の改善につながり非常に有効な方法といえます。

また、近年あまり硬いものを食べない食生活になってきているため、口周りの筋肉が鍛えられず口が緩んで口呼吸になり、口内が乾燥して唾液が減ることで口臭を発生させる要因にもなっています。

ガムを噛むことで口周りの筋力を鍛えられるため、更に効果的なのです。

2.ガムの味や香りだけで口臭を防げるという勘違い

焼肉店で食後あるいは会計後の帰り際などにミント味のガムを貰うことがよくあると思います。これは焼肉を食べた後にする口臭対策だと誰もが思って疑いません。

実際、噛むとミント味などのガム自体の味がすることで口の中がスッキリしますし、それによって焼肉を食べた口臭が軽減されたと多くの方が感じているはずです。

ですが、本当に口臭が抑えられているのでしょうか?確かにガムを噛んでいる間はガムの味や香りによって一時的に口臭が軽減されてはいますが、噛み終わってある程度の時間が経ってしまうと口臭が消えていなかったという経験があるのではないでしょうか?

これは先にご説明した「ガムを噛むことによる作用」を意識して対策すれば口臭を抑えることができるようになるのです。

3.口臭対策に効果的なガムの選び方

ガムを噛むことによる作用が口臭を抑えるのに重要であることがご理解いただけたところで、次にガムの選び方についてご紹介します。

先にご説明した「ガムを噛むことによる作用」が重要ならば、ガムは何でもいい・・・というわけではありません。やはり口臭を抑えるということを念頭においた選び方が必要です。

口臭の原因になる口の中の細菌、特に虫歯の原因になるミュータンス菌は糖類をえさにするため、ガムに含まれる糖類は少ないもの、できれば糖類の入っていないシュガーレスのものがよいでしょう。カロリーが低く口の中を酸性にしない甘味料「キシリトール」を使用しているものなどもおすすめです。

また、一般的なものよりも噛みごこちが「硬い」ガムを選ぶと、噛むことで咀嚼力(そしゃくりょく)が鍛えられるため、先にご説明した「口呼吸の原因である口周りの筋力不足」の改善になることからも非常におすすめです。

・口臭対策に効果的なおすすめのガムはこちら

株式会社タイヨウ ブレスコントロールガム
http://www.t-taiyo.com/sub/product/dental/gum.html
koushuu gum_gum1
【特徴・効果】
固めのガムベースを用い、硬いガムに仕上げています。おくちの乾燥が口臭のひとつの要因です。硬いガムを咀嚼することで唾液分泌の促進が期待できます。
このガムは、オヤツとしてではなく口臭防止ガムとして作っていますので味がなくなっても「噛み続けること」ができます。 また、味がなくなっても舌の上で転がし続けることで刺激することなく舌表面をキレイにします。
【主な組成と期待される作用】
・ローズマリー抽出物質
口臭の主成分である、揮発性硫黄化合物を分解するポリフェノールで防臭効果が持続します。
・リンゴポリフェノール
医科ではアトピー治療に使われる天然素材。
口腔内乾燥、粘膜過敏、アレルギーなどの口腔内諸症状に効果的です。
・エリスリトール
このオリゴ糖は溶解時の吸熱作用で口腔内温度を低め、口臭を予防します。
う触抑制効果も見込めます。
・甘草
抗炎症作用のある漢方甘味剤です。
・各種果実有機酸
酸味により唾液分泌が促進されます。
・梅肉のフリーズドライ
梅味により唾液分泌が促進、アロマ効果でいやなガム臭を抑制します。
(ほんのり青リンゴ味には含まれておりません)
・天然ガムベース
通常のガムより硬めのガムベースで咀嚼力を高めます。
咀嚼時の唾液分泌促進も見込めます。
【標準価格】
¥2,000(税別) 90粒入(1粒:約22円)

・手軽に口臭対策できるおすすめのガムはこちら

ロッテ キシリトールガム
http://www.lotte.co.jp/products/brand/xylitol/product.html
koushuu gum_gum2
【特徴・効果】
「むし歯のない社会へ」キシリトールガムがリニューアル。何かをしながら気軽に噛むことで歯を丈夫で健康に保てます。キシリトールガム(フレッシュミント)はキシリトールを50%以上配合(甘味料中)しており、キシリトール、フクロノリ抽出物(フノラン)、リン酸一水素カルシウムの機能により、歯を再石灰化し、歯を丈夫で健康に保つガムです。また、スッキリとした清涼感を楽しむことができ、爽やかな気分になることができます。
原材料:マルチトール、甘味料(キシリトール、アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)、ガムベース、香料、増粘剤(アラビアガム)、光沢剤、リン酸一水素カルシウム、フクロノリ抽出物、ヘスペリジン、(原材料の一部にゼラチンを含む)
【Amazon価格】
¥650 ファミリーボトル143g

モンデリーズ・ジャパン クロレッツXPオリジナルミント
http://www.clorets.jp/products/
koushuu gum_gum3
【特徴・効果】
息さわやか、味長続きのNo.1エチケットガム!これまでのクロレッツと比べてスッキリ感が格段に改善。息スッキリ感のアップはもちろん、スッキリ感の30分間持続を実現。マイルドなミント味のクロレッツ定番のミントフレーバー。
原材料:マルチトール、還元水飴、食用油脂、ウラジロガシ茶抽出物、タイム、陳皮、甘味料(ソルビトール、キシリトール、アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK)、ガムベース、香料、アラビアガム、マンニトール、レシチン、植物ワックス、着色料(銅葉緑素)、ペルオキシダーゼ、(原材料の一部に大豆を含む)
【Amazon価格】
¥615 ボトル140g

4.まとめ

ガムを噛むことによって口臭を防ぐ作用がある本当の理由をご理解いただけましたでしょうか?

ガムの味や香りでは口臭を防ぐことはできませんから、ご紹介した本当の理由のそれぞれの作用をふまえた上で対策することがポイントになります。

さらに口臭対策に効果的なガムを選んでいただければ、効果を実感できるはずです。ガムを噛んでさわやかな息を目指しましょう!

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