高額なボディソープは必要ない!体臭対策に有効な肌を清潔に保つ2つのポイント
体臭が気になりだした時に、体を洗う石鹸はどんなものを選べばいいのでしょうか?最近では、消臭効果や抗菌効果など様々な効果を謳った高額なボディソープも販売されています。確かにせっかく体を洗うのなら、少しでも体臭を軽減できる機能性の高いボディソープを選びがちになりますが、果たして本当に効果はあるのでしょうか?
実は高額なボディソープを使用して体を洗っても、長時間臭わない商品はありません。そこでこの記事では、高額なボディソープを使うことがベストではない理由をご説明し、体臭対策の基本中の基本は肌を清潔にすることである事を具体的な2つの方法と一緒にご紹介していきます。お役立ていただければ幸いです。
Contents
1.機能性の高いボディソープの落し穴
「○○成分配合」とか「○○エキス入り」など様々な機能性をうたっている高額なボディソープを使い体を洗っても、長時間臭わないといった商品はありません。確かに体を洗うことは基本中の基本ですが、洗った後もずっと体臭を防ぎ続けてくれるボディソープはないのです。この章ではその理由を詳しくご説明します。
1-1.配合されたエキスや成分は洗い流されてしまう
体臭用ボディソープの多くは、消臭作用、抗菌作用、制汗作用など様々な効能があるかのような表現がされています。これらの成分やエキスに期待ができない理由はとてもシンプルです。ボディソープで洗った後、濯いだ時点でその成分はほぼ流されてしまうからです。もちろん香料成分などは一定時間は残りますが、消臭や抗菌・制汗という機能が配合されていたとしても臭いの抑制効果は期待できないのです。
1-2.成分の配合量や割合は表示されていない
機能性をうたっている高額なボディソープは、消臭成分やエキスなどがいかにも効果があるかのように紹介されているものがほとんどです。しかしこれら商品に成分の配合量や配合割合などが表示されているものはありません。配合割合がたった0.001%でも配合されていることには間違いありません。ですので堂々と「○○成分配合」と記載されているのが実態なのです。
さらにその効果に関するデータを表示している商品はほとんどありません。実際に弊社でボディソープやシャンプーの製造を化粧品会社と共同で検討したことがあります。大手以外のメーカーは多くの場合、化粧品会社とタイアップで商品開発を行います。その流れはすべての処方(何の成分をどの位の割合で作るか)を決定した後にエキスのリストから消費者に効果があると思わせるようなエキスを配合するのです。
実際に効果は無いものがほとんどです。ほとんどのエキスはイメージ戦略やマーケティング戦略のために配合されているものなのです。もし効果があるものがあるとすればエキスの配合%の表示と効果の裏づけとなる検査結果が表示されているはずです。
1-3.洗っても汗はまた出てくる
ここまで成分やエキスの効果はそもそも期待できないことや、洗った後、洗い流してしまえば成分やエキスは皮膚表面から流されてしまうため臭いの抑制効果は期待できないお話しをしましたが、効果の期待できない理由が、もうひとつあります。
それは、「洗った後に汗はまた出てくる」という事実です。汗が出る以上、その汗をエサにして雑菌が繁殖し臭いは発生するのです。以上のことからも、機能性をうたっている高額なボディソープを使用する意味はないのです。
前述でご紹介した通り、様々な消臭・抗菌成分等のエキスが配合されていたとしても洗い流した瞬間にほぼ残らないのが実態です。よって洗浄するうえで特別な石鹸は必要ありません。花王石鹸など一般的な固形石鹸で充分です。オススメするとすれば肌に優しいといわれる石鹸成分で作られてる石鹸や純石鹸(無添加石鹸)を選ぶとさらによいでしょう。
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キメ細かく弾力のある泡立ちで、やさしく汚れを落とします。さっぱり洗えるのに洗い上がりはしっとり。 香料、着色料、酸化防止剤、合成界面活性剤を使用していない無添加石けんです。
2.体臭対策の基本は肌を清潔にすること
日常の体臭対策として最も大切なことは、体を清潔にしておくことです。ここでは誰でも簡単にできる基本中の基本を2つご紹介致しますので、まずは実践してみてください。
2-1.洗浄する(強くゴシゴシ洗わず泡を立てやさしく洗う)
肌を清潔にする基本は洗浄です。肌についた汗や雑菌、臭い物質を洗い流すことで一度は体臭もクリアになります。ただあまりゴシゴシ洗うのはかえって逆効果になります。肌が荒れたりすることで常在菌のバランスを崩し返って臭いを不快にしかねません。
また1章でお話しした通り洗浄するうえで特別な石鹸は必要ありません。どんな石鹸を使用するかより大切なのは洗い方です。皮膚を痛めないようやさしく洗うことがポイントになるので、ここでは効果的な洗い方をご紹介いたします。
2-1-1.泡立てネットなどでよく泡立てる
まず最初に大切なことは石鹸を泡立てネットなどを使いよく泡立てることです。きめ細やかな泡を作ることで、皮膚表面の凹凸の部分まで入り込み汚れを落としてくれるからです。
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クリーミーな泡が瞬時に作れるオーガンジー素材の泡立てネット。 2層に重ねた高品質のオーガンジーネットの網目は普通の泡立てネットと比べ物にならないくらい細かく空気を取り込んで、泡の密度を高めます。
2-1-2.素手で優しく洗う
細かく泡立てたら、素手(手のひら)で洗います。素手で優しく洗うことで皮膚を痛めることもありません。反対に最もやってはいけない洗い方は、硬いボディブラシやナイロンのタオルでゴシゴシと洗うことです。
強く擦らなくても、細かな泡で汚れを包み込むように洗うだけで十分に落ちるのです。また皮脂や汗が多く発生する部分は丁寧かつ入念に優しく洗いましょう。
2-1-3.しっかりと洗い流す
すすぎ残しの無いように、全身しっかりと洗い流しましょう。
2-2.汗は小まめに拭く(汗は小まめに拭き取って地肌を清潔に保つこが有効)
体臭を発生させる原料は汗です。よって汗を小まめに拭きとることが、体臭を抑制する対策として有効になります。汗は時間が経過し雑菌が繁殖すると臭いを発生させます。さらに水分が蒸発しミネラル分の濃度が高くなった汗はベタベタになり、臭いも強くなってしまいます。
ベタついた汗は乾いたハンカチやタオルより、固く絞った濡れタオルやウエットペーパーのほうがより効果的に拭き取れるのでオススメです。コンビニなどで手軽に購入できる市販のデオドラントシートも便利です。殺菌成分が含まれているデオドラントシートなら、地肌を清潔に保つことも出来ますのでぜひ試してみてください。
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容量:30枚入 参考価格 403円(税抜)
3.まとめ
体臭を抑制するために高額なボディソープは必要なく、シンプルな固形石鹸で充分です。大事なのは効果的な洗い方や肌を清潔に保つことが有効だという事をご理解いただけたと思います。
ここでご紹介した予防方法を日頃から心掛けることで、体臭を軽減することができます。実践していただければ、高額なボディソープを買わなくても体臭の悩みの解消に必ずお役に立てると思います!