目も眩むほど強烈な子供の足の臭いを改善する為に知っておくべき5つの事
「あれ!?臭い!!」と感じたとき、子供が家に帰ってきたことがわかるくらい強烈な臭いを放っている子供の足の臭い。思い当たるときはありませんか?
本人はまったく気にもかけていない子供もいるようですが、親御さんにとっては心配で気に悩んでいる方も少なくないと思います。お友達に嫌われていないかな、足の臭いで周りに迷惑をかけていないかな、と心配に思われていると思います。
何をやっても足の臭いが解消されないとお嘆きの親御さん、安心してください。子供の足の臭いを無臭化する方法があります。ここでは、子供の足が臭くなる原因と足が臭くならないための効果的な対策をご紹介します。
子供は自分で足の臭いを意識することはほとんどありませんので、親御さんがきちんと見てあげることが大切です。ここでご紹介する対策をぜひ実践して、子供の足の臭いを解消してください。
Contents
1. 子供の足の臭いはなぜあんなに強烈なのか?
子供の足の臭いが強烈なのは、子供は大人に比べて、新陳代謝が活発だからなのです。夏場のサンダルであれば、素足で履き通気性が良いため、臭いが出ることはありませんが、靴の場合、靴下を履くことが多いため、子供の足の温度は上昇してどんどん湿度も上がっていきます。
また、動き回ることによって大量に汗をかき、ますます温度は高く蒸れた状態になるので、新陳代謝も動きも活発な子供の足は臭くなりやすくなります。臭くなる原因は、足にかいた汗で蒸れた状態になることより、汗や皮脂を栄養とする雑菌が繁殖していきます。この繁殖したときに老廃物として臭い物質を放出していきます。
さらに、長時間、靴や靴下を履き続けることにより、靴の中は高温多湿の環境となり、雑菌が繁殖しやすくなるため、臭いがさらに強くなってしまいます。
2. どうして子供本人は足の臭いに気がつかないのか?
足の臭いで悩んでいるのは、子供本人の場合もあると思いますが、多くの場合は親御さんが悩まれていることが多いのではないでしょうか。これほど強烈な足の臭いなのに、どうして本人は気にならないのだろう?と疑問を持つ方もいると思います。
では、なぜ本人は気づかないのか?それは、嗅覚疲労といって、いつも自分と一緒にいる臭いには慣れてしまい、だんだんと感じられなくなるからなのです。
例えば、病院などに行くと独特の臭いを感じますが、一定時間その場所にいると徐々に感じなくなったり、また、他人の家に行くとその家の独特の臭いを感じますが、自宅では臭いを感じない、といった現象も多くは嗅覚疲労によるものになります。
この嗅覚疲労は、不快な臭いを嗅ぎ続けることによって受ける精神的ストレスを少しでも軽減するための本能的な防衛反応であるという一説もあります。あるはずの臭いを感知しなくなるのですから、嗅覚は「疲れた!もう嗅ぎたくない!」とシグナルを出していると言えます。
子供に限らず、気持ち悪くなるほど足の臭い人がたまにいますが、本人は他人が感じるほどその臭いに気づいていないことが多いのです。
逆にいうと、自分でちょっと臭いなと感じる足の臭いは、他人にとってはもっと不快な臭いに感じられている可能性が高いので注意が必要になります。
3. お友達に足の臭いを気づかれないためには?
親御さんが心配されているひとつとして、子供の足の臭いによって、周りに迷惑をかけていないか、嫌われてはいないか、学校へ送り出すたび気に悩まれることもあると思います。
そもそも、他人に足の臭いが気づかれるのは、足の臭いは靴下や靴に溜まるからなのです。それは、足が臭いとき大抵の場合、靴下と靴を履いており、たくさん出た足の汗を吸取るのは靴下だからなのです。吸い取った汗を栄養に菌が繁殖する場所も、繁殖した菌が作り出した臭い物質が蓄積されていく場所も靴下なのです。
その靴下に蓄積された臭い物質が一定量を超えると靴下では蓄積できず、飽和状態となり臭い物質は浮遊しはじめ、他人の鼻まで臭いが飛んで行くと”クサイ”と感じられてしまうわけです。
これが、足の臭いが他人に伝わるという流れになります。足が臭いと感じたとき、まずは、靴下や靴が臭くならない為の対策を行うことが大切になります。
4. 子供の足が臭いときの対策
子供の足が臭いときの対策として、親御さんがお子さんのためにできることと、お子さんが自分でできることにわけて、それぞれが対策を行うことにより、足の臭いが気にならなずに過ごすことができます。
当たり前のことではありますが、これを実践することで足の臭いが抑えられ、日々臭いに振り回されず生活することができます。親御さんもお子さんも、ぜひ習慣となるよう心がけてください。
まずは、親御さんがお子さんのためにできることからご紹介します。
4-1.親が子供のためにできること
- 靴に除菌スプレーをする
子供がお家に帰ってきたとき、万全の雑菌対策をするために、すぐに除菌スプレーをして、靴はしっかりと乾燥・除湿を行ってください。
除菌スプレーを選ぶポイントは、靴を痛めず、靴の奥底まで除菌できるものが好ましいです。安全性が高く、除菌継続時間が長いもの。中でも、忌避(きひ)反応という菌の性質を利用したものを選ぶことをおすすめします。
忌避反応とは、菌は自分が危険だと感じると仲間の菌に危険信号を出すことです。この忌避反応により、すぐに繁殖し始める菌に対して、菌の繁殖を長時間抑えることができます。
- 靴を洗う(外履き、上履き)
子供は学校などで靴を履いている時間が長いため、足は臭くなりやすくなります。外履き、上履きともに、臭くなった靴は洗うしかありません。洗うには、中性洗剤や酸素系漂白剤を使うことにより、汚れを落とすだけではなく、臭いも消してくれるので、とても便利です。
激しい汚れの場合は、漬け置き洗いを行うと汚れが落ちやすくなります。白いスニーカーであれば、つけ置き洗いをすることにより、ほぼ真っ白に蘇ります。
上履きは学期ごとにしか洗わない方も少なくないと思いますが、靴に臭いを溜め込まないためにも、学校が週末に休みになる際には上履きを持ち帰らせ、一週間に一度は洗うことをおすすめします。
4-2.子供が自分でできること
- 靴下を履き替える
昼休みの時間や、トイレに行く時間を利用して、お昼頃を目安に新しい靴下に履き替えてください。靴下を履き替えることにより、足の臭いを激減することができます。
汗や臭い、菌が蓄積された靴下を、蓄積されていない新しい靴下に履き替えるので、再び菌が繁殖し臭いが蓄積されるまでの時間は無臭でいられるからです。
- 家に帰ってきたら足をきれいに洗う
汗や汚れによって繁殖した雑菌は、家に帰ってきたらすぐに洗い流す習慣をつけてください。まずは、汗や汚れを流すだけでも足の臭いが軽減されます。
ただ、足の臭いを抑えるには、毎日清潔な状態に保つことがとても大切となります。お風呂に入ったときには、せっけんを使って丁寧に洗い、汚れの溜まりやすい足の指の間まできれいに洗ってください。小さなお子さんの場合は、一緒にお風呂に入った際、親御さん自身の足を洗うことで、お子さんのお手本となってあげてください。
5. 子供の足が臭くならないための予防法
臭いを抑えるためには、靴下、靴、素足のケアがとても大切になります。それぞれにあった方法を試していただき、足の臭いを気にすることがないよう清潔な足元を実現させてください。
5-1.靴下が臭くならないために
- お持ちの靴下に事前に消臭スプレーをする
汗や細菌やニオイ物質が蓄積される靴下を、逆に消臭剤にする方法があります。その方法とはお持ちの靴下に強力な消臭効果を付け加えてしまうのです。これは効果として抜群で、確かに足の臭いがしなくなったと実感できる方法です。
消臭剤を選ぶポイントは、反応消臭式を採用している消臭スプレーです。時間のない方や、万全な対策を望まれる方におすすめの対策です。
その中でもおすすめの消臭スプレーとして、足の臭いは複合臭のため、その複合臭を1液ですべて消臭することができるイオン交換スプレーヌーラがおすすめです。
イオン交換スプレーヌーラ210ml (1本1,800円税抜)
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5-2.素足が臭くならないために
ミョウバンは、水に溶けると酸性になり、酸性になることで細菌の繁殖しにくくなるため、足にミョウバンをスプレーすることにより、持続的に菌を抑制してくれるので清潔に保つことができます。
足を洗った後、ミョウバンをスプレーし足全体を拭き取ってください。
(用意するもの)
・1リットル以上入るペットボトル容器・・・1本
・水道水・・・900ml
・ミョウバン・・・30g(スーパーで100円前後)
・スプレー容器・・・1本(100円ショップで購入可能)
作り方も簡単です。ペットボトル容器にミョウバンと水道水を入れて、よく振って、しっかり溶かして、透明の液体になったら完成です。
5-3.靴が臭くならないために
- 毎日同じ靴を履ないこと(1日履いた靴は2日休ませる)
子供の靴は、丸洗い出来る運動靴を数足揃えてローテーションしてください。1日中履いた靴は、汗をたっぷり吸って雑菌が繁殖しています。どんなに清潔にした足でも、そのまま靴を履いてしまうと雑菌がさらに繁殖し、臭いを発生する原因となります。靴の臭いを防ぐには、靴の湿気を防ぎ、靴の中を清潔に保つために、1日履いたら2日かけて乾かすことが必要です。
- 中敷を敷く
どうしても1足しか用意できない場合は、中敷を敷いてください。中敷きを敷くことにより、足にかいた汗を吸収してくれます。特に“へちま”で出来た速乾性に優れているものや、抗菌加工や緑茶成分が含まれる中敷きを使用すると効果的です。中敷きも靴と同様に日々ローテーションすることで、臭いの蓄積を抑えることができます。
靴自体に定期的なケアを行っていれば強烈な臭いが溜まることはありませんが、特に子供はお気に入りになると毎日同じ靴を履きたがり、履けなくなることを嫌がるためなかなか洗わせてくれません。そんな時には中敷でケアを行うことで臭くならないための対策となります。
- 足にあったサイズの靴を選ぶ
子供の学校生活では、外履き、上履きと履き替えはしますが、ほぼ1日中、靴を履いて生活をしています。履く時間が長いからこそ、お子さんの成長にあったサイズを選んでください。
子供の成長は早く、大き目を選んだり、足のサイズが変わったことに気がつかず小さくなっていたりなど、サイズの合わない靴を履くことで、靴と足の間にできた空間に湿気が溜まったり、締め付けられた足から出た汗で、湿度が高く雑菌の繁殖しやすい状態を作り出してしまいます。そして菌が繁殖していくことで臭いを放出してしまいます。
また、臭いだけではなく、歩きにくくなり姿勢が悪くなったり、走ると脱げて運動の妨げになったり、つま先が窮屈で靴づれを起こしたりと足のトラブルにもなりかねません。子供と一緒に販売店にいき、必ず試して履きしてから選ぶようにしましょう。
6. まとめ
ひとことで足の臭いといっても、病気のサインの可能性もあります。小さなお子さんのうちは、単に足が臭うだけという可能性が高そうですが、お子さんの足の状態を知っておいても損ではありません。
カサカサしていないか、炎症は起きていないか、足の指の間に汚れが溜まっていないかなど、お風呂に入る前にでもお子さんの足の状態を確認してあげてください。
日々、お子さんの足の状態を確認することで、足の臭いだけではなく、足に炎症や皮がむけているなどにもいち早く気づくことができます。ぜひお子さんとのコミュニケーションの一環としてもお役立てください。