簡単解消!靴の臭いを消す為に試してほしいことと意外と重要な靴選び
会社で靴を脱いだ時や飲み会で座敷に上がらないといけない場面、靴を脱いだ時に一瞬で足元から襲ってくる臭い!これはまずいと思ってそのまま帰りたくなることありませんか?靴の臭いが強いと回りに迷惑をかけてしまっていないか、物凄く気を使ってしまいますよね。
靴の臭いを消すために、インターネット検索してみると、重曹を使ったり、10円玉を使ったり、いろいろな方法が紹介されていますが、どれも劇的に臭いを消すことができたと感じられる結果がえられていない人は少なくないと思います。
そもそも足の臭いは、汗による蒸れが要因のひとつなのですが、実は、靴の選び方によって、その蒸れを軽減し臭いを抑えることができるのです。
素足を清潔に保つこと、靴のケア、靴下のケア、この3つを正しい対策を行なった上で、自分の足にあった靴選びを行っていただくことで、より臭いを抑えることが可能となります。
ここでは、なぜ足の臭いは靴と関係あるのか、靴選びのポイント、靴の臭いを消す方法について解説していきます。
素足の正しい洗い方や靴下のケアについては別記事で解説していますので、この記事「洗っても足が臭いのはなぜ?その原因「イソ吉草酸」の正体と解消法」と合わせて読んでみてください。
Contents
1. 靴の臭いを消すために試してほしい3つのこと
臭くなってしまった靴に、臭いを消すためにまずは試してほしいことをご紹介します。
1-1.自宅で靴を洗う
後でもご説明しますが、毎日同じ靴を履かない、一日履いた靴は2日乾燥させるなど、日頃から靴のケアを行なっていれば、臭くなることを抑えられるのですが、臭くなったしまった靴は、まずは洗うことが大切です。革靴、布製の靴に分けて、洗い方をご紹介します。
【革靴の場合の洗い方】
革靴など、お手入れをせずに放っておくと汚れや臭いもたまり、革自体の傷みも早くなってくることがあります。日頃から定期的なケアを行なうことで臭いを蓄積させないことが可能ですが、すでに臭いがついてしまった革靴は洗うしかありません。
革靴を水で洗うことにより、革の中には汗などが染み込んでいて、水を含ませることにより汗の塩分などが表面に浮いてくるのです。この汚れや汗を靴から浮き出してくることで、水でお手入れすれば、嫌な臭いや汚れも取り除くことができます。月に1回程度行うとよいでしょう。
具体的な洗い方については「臭い革靴を無臭にすることができる驚きのお手入れ方法」で詳しく解説していますので、参考に読んでみてください。
【上履きやスニーカーなどの布製の洗い方】
日頃からお手入れを行なっていればニオイや汚れが蓄積されることはないのでが、革靴と同様、臭くなってしまった布製のスニーカーなどは、洗うしかありません。
外部はドロや黒ずみなど、内部の中敷きは、泥などの固体汚れに汗や皮脂汚れが混じっており、汚れたままにしておくと頑固な汚れとなってしまい、黄ばみやニオイの原因にもなるのです。こまめに洗濯することでニオイの蓄積を抑えることができます。
[洗い方]
1.外側についたドロや砂は、たたいて落としておく。泥などの汚れがひどいときは軽く水洗いをして落とす。
2.中敷、靴紐は取り、靴本体と別にして洗う。
3.部分的に汚れがある場合は、靴専用ブラシなどでこすって汚れを落とす。
4.靴の内部は、バケツに洗剤を薄めた中に靴を入れて、つけ置き洗いをる。汚れている部分は、靴専用ブラシなどを使って内側の奥まで洗う。
<頑固な汚れの場合のつけおき時間の目安>
・白物…一晩~1日
・色物…8時間以内
5.洗い終わった後は、洗剤液から靴を取り出し、きれいな水にとりかえて、充分にすすぎを行なう。
6.水気をしっかり取った後、乾きやすいようななめに立てかけtり、ハンガーで吊るしたり、風通しのおいところで陰干しをする。
7.十分乾かすこと。
1-2.クルーニング店で丁寧に仕上げてもらう
自分で洗うのには不安な方は、革靴のクリーニングを行っているところでお願いすることも一つの方法です。革靴に対して専門的な知識を持っているので、安心しておまかせできるのではないでしょうか。汚れの状態などを考えて直接店舗へご相談してからクリーニングに出すことをおすすめします。
詳しい紹介は「臭い革靴を無臭にすることができる驚きのお手入れ方法」で解説していますので、参考に読んでみてください。
1-3.消臭スプレーを活用する
臭くなった靴や、洗った後の靴に消臭スプレーを活用することも臭いを抑えるためには効果的です。市販されている消臭剤の選ぶとき、反応消臭式を採用している消臭スプレーを選ぶことが重要です。
それは、短時間で大容量の臭いを無臭化するため、臭わないと感じられる消臭スプレーだからなのです。クサイと感じたときにスプレーをすれば瞬時に消臭でき、また、事前に靴下にスプレーすることにより、消臭機能を持った靴下に変えて臭わないようにすることができるのです。
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1-4.10円玉を靴の中に入れる
一日履き終えた靴の中によく洗ったキレイな10円玉を左右ひとつずつ入れておくと、銅の消臭効果がはたらいて、ニオイを除去することができるようです。風通しのよいところに置いておくことでさらに効果的のようです。
実際に筆者も試してみましたが、おもったより効果を実感できなかったのが正直なところです。ただ、効果を実感できている方もいるようですので、一度、試してみる価値はあるかもしれません。
1-5.臭くなった靴の中に直接重曹をまぶす
臭くなった靴の中に重曹を直接まぶし、数分後に掃除機で吸い取れば、ニオイが抑えられているようです。重曹はアルカリ性で、酸性の物質と反応すると中和するのです。足の臭いによいと言われているのは、臭いの元のひとつイソ吉草酸(酸性)が含まれているので、重曹のアルカリ性で中和するため、足の臭いを抑えることができると言われているのです。
ただ、足の臭いは様々なニオイが混ざり合った複合臭のため、イソ吉草酸(酸性)の他に、汗の臭いの元のひとつアンモニア臭(アルカリ性)も含まれています。重曹を利用した場合、アルカリ性の臭いには反応しないため、すべての足の臭いを完全に無臭化するほどの満足が得られないのが実情です。
ただ、足の臭いには、臭いの強さや量など違いがあり、実感としては個人差があるので、万全とまでは言い切れませんが、足の臭い対策として、重曹を試してみる価値はあるかもしれません。
「足臭いと感じた時に重曹で無臭化することが本当に実感できるのか?!」で詳しく解説していますので、ご興味のある方は読んでみてください。
2. 靴を臭くしないために事前にできる対策
2-1.素足のまま靴を履かないこと
靴を履く時には、必ず靴下を着用することが大切です。素足のまま靴を履くと足は蒸れてしまい臭いが発生しやすくなるからです。そして、靴下を履いていないと、汗や臭いが靴に染み込んでいき、菌の繁殖が盛んになり、ますます臭いを強くさせてしまいます。
靴下を履くことで、靴への汗や臭いの蓄積を軽減させることができ、靴が臭くなりにくくなります。靴が臭くならないためにも靴を履くときは必ず靴下やストッキング等を履くようにしてください。
どうしても履くことができない場合は、靴の中に中敷を入れて、毎日交換するようにしてください。中敷が汗や臭いを吸収してくれるので、靴の臭いを抑えることができます。
2-2.毎日同じ靴を履き続けないこと
一日履いた靴は汗で湿り、靴の中は菌が増えていきます。靴のケアをしまいまま、同じ靴を毎日履き続けると、さらに菌が繁殖して、ニオイを強くさせてしまいます。 そこで、靴の臭いを抑えるため、一日中履いた靴は2日お休みさせることが大切です。
一日履いた靴は、風通しのよいところで2日ほど乾かすことで、湿気を取り除き、臭いを取り除くことができます。乾いたら後、靴の中に乾燥剤や防臭剤を入れておくことで、より臭いを防ぐことができます。
また、乾いた後の靴に除菌スプレーをしておくことで、臭いを抑えることができ、より万全な対策となります。
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靴の消臭剤はニオイを瞬間的に消臭出来ても、靴内部に存在するニオイの原因菌を除菌しないと、脱臭効果は長持ちしません。ニオイを瞬間的に消す「消臭力」、ニオイの原因菌を除菌し消臭効果を持続させる「抗菌力」の両方を兼ね揃えた商品となります。
2-3.自分にあった靴を履くこと
足が臭くなるのは汗と蒸れにより菌が繁殖しニオイ物質を発生させてしまうことが原因ですが、靴の選び方によって、その蒸れを軽減することができます。
足にあった靴を履くことで、しっかりと歩行ができ、歩行時に地面を踏むことで靴の中の換気が促されて、蒸れにくくなり、ニオイを防ぐことができるからなのです。
[足にぴったりあった靴]
足で地面を踏むことで、靴の中の湿気が外に押し出されて、換気されやすい環境になります。そのため、足には余計な汗をかかずにすむので蒸れにくくもなります。
[きつい靴]
きつい靴を履いて足が痛くなると、それがストレスを感じ余計に足の裏に汗をかいてしまう場合があります。そのため、足は蒸れた状態が続き臭いを強くさせてしまうことになります。
[ゆるい靴]
ゆるい靴を履いていると、通気性がよさそうなのですが、換気が悪くなりムレが解消されにくい環境になりため、臭いを強くさせてしまいます。
3. 意外と重要な靴選び3つのポイントと種類別選び方
靴を選ぶときは試し履きをしますが、その際に、靴自体の作りも確認しましょう。次にあげた3つチェックはどのタイプの靴を選ぶにも共通する項目です。しっかりチェックしてください。
3-1.靴選びの3つのポイント
check1:つま先から3分の1のところで曲がる靴
歩くときうまく地面をけることができるように、靴を手に持ってつま先から3分の1のところで曲がるものを選びましょう。自分の脚が曲がる位置と合っていることが大切です。
check2:かかと周りがしっかりしている靴
かかとを包む部分のかかと周りの作りが丈夫で硬くしっかりしていないと、足をしっかり支えることができないのです。靴のかかとを後ろから手で挟んで硬さを確かめてみましょう。
check3:靴自体が傾いていない靴
ヒールが高いほど、靴自体が傾きやすくなります。靴を後ろから見て、靴全体が傾いていないか、履いたときにぐらつきがないかを確認しましょう。
3-2.種類別靴選びのポイント
【紐靴の場合】
・足先に1cmくらいのゆとりがある。
・靴紐できちんと締めることができる。
・靴紐を結び、足の甲の部分と足がフィットしてい。
・かかと周りが足に合っている。
・設置面が広く安定感のある靴底のもの。
【パンスプの場合】
・足先に1cmくらいのゆとりがある。
・足先の幅が狭すぎない。
・靴の幅が足と合っている。
・甲の部分に靴の縁と足との間に隙間がない。
・かかと周りが足に合っている。
【ブーツの場合】
・つま先が靴に当たらない。
・足幅が靴に合っている。
・足の甲の部分が靴の内側にフィットしている。
・接地面が広くて、安定感のある靴底のものが歩きやすい。
・靴底の土踏まず部分がゆがまないしっかりした素材で作られているもの。
・ふくらはぎと筒のラインが合っている。
・かかと周りが足にフィットしている。
4.まとめ
足の臭いを解消するためには、ニオイの元となる汗や菌を洗い流して、足を清潔に保つことは基本的なことですが、靴自体のケアを行うことも臭いを抑える大切な対策になります。ここで紹介した対策を参考にして、臭わない足を手に入れてください。