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足が臭いのは水虫のせい?あなたの知らない足臭くならない為の対策3選

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足が臭いことで悩んでいる方の中で、自分が水虫にかかっているかもしれないと不安になったことはないでしょうか。実は、日本人では4人に1人の割合、つまり男性・女性を含めた全体の25%が水虫になっていると言われています。

水虫は、見た目でも感覚的にわかりやすい症状が出ていれば、すぐに治療を始めることができますが、まったく症状が表れず自覚症状がない場合もあり、水虫にかかっていることに気がつかない方も少なくないようです。

そして、水虫というと不潔で臭いというイメージを持っている人も多いかもしれません。確かに、水虫の人は、水虫ではない人に比べて足のニオイが強くなることがあります。だからといって、足が臭いから水虫にかかっているとも限りません。

では、なぜ水虫の足は臭いが強くなるのでしょうか。本当に水虫が原因で足が臭くなっているのでしょうか。このような疑問を解消していただくために、まず自分の足の状態を確認してください。

確認した上で、水虫が要因で足が臭くなる原因と、足のニオイ対策について、詳しく説明していきます。ぜひ参考にして足のニオイに対して抱えている疑問を解消してください。

1.水虫の可能性があるかどうかを自分でチェックしよう

足の臭いは誰しも多少の臭いはあるものです。水虫などの病気がない限りはあまり気にすることはありません。では、自分の足が水虫の可能性があるのかどうなのか、水虫の症状を知ることで見当はつけられるはずです。ぜひこの機会に自分の足の状態を確認してください。

次の通り、水虫によくある症状をあげてみました。自分の足の症状が以下の項目にあてはまるかチェックしてください。あてはまるものが1つでもあれば、残念ながら水虫の可能性があります。

・かかとがガサガサして、粉をふいている
・足の裏や縁に小さな水ぶくれができている
・指の間がカサカサして、皮がめくれている
・爪の表面が白っぽく、厚くなっている

ご自身の足の症状と比べて、あてはまる項目はありましたでしょうか。ご自分の足の状態がご紹介した症状の中に1つでもあてはまるものがあれば、なるべく早めに対処することをおすすめします。早く治療を行うことで悩みも早く解消されます。病院へ行くことは慎重になりがちですが、まずは皮膚科を受診して正しい診断をしてもらうことがとても大切です。

※「足が臭い病気は?足の症状別チェック方法とその効果的な対策」を参照してください。

2.水虫で足の臭いが強くなる要因と正しい対策

2-1.足が臭くなる原因と水虫で足のニオイを強くする要因

水虫が要因で足の臭いを強くする要因をお話する前に、足が臭くなる原因について知っていただく必要があります。足が臭くなる原因を知ることで、なぜ水虫が要因となって足の臭いが強くなるのか、その要因について理解しやすくなります。まずは、足が臭くなる原因についてからお話していきます。

2-1-1.足が臭くなる原因

足の臭いが作られる原因は、皮膚表面にバリアのように常在し悪い危険な菌から守ってくれる常在菌(菌)が、足に溜まった汗や汚れ、垢などを栄養にして繁殖していき、菌が繁殖する時に出る老廃物として「臭い物質」を出しているのです。

菌が繁殖すればするほど、臭いも多く放出され、より強い臭いとなっていきます。足が臭くなりやすい理由には、常在菌の栄養となる汗が大量に出るという点だけではなく、足の環境によるものも要因となります。

たいがい人は毎日、靴下や靴を履いて生活をしています。素足であればそれほど臭くなることはありませんが、足が靴や靴下で覆われることにより密閉状態となり、足の湿度や温度が上がり、汗をかきやすくなります。

この汗が蒸発することができず溜まっていき、足は蒸れた状態となります。高温多湿を好む菌にとって足が蒸れた状態は、繁殖するにはとてもよい環境となります。長時間、足が密閉状態にあり、足の蒸れた状態が長く続けば続くほど、菌も増殖されていき、たくさんの臭いを放出していくことになります。

2-1-2.水虫で足の臭いを強くする要因

水虫の原因となる白癬菌は、カビの一種でもともと人間の皮膚には存在しない菌で、白癬菌自体がニオイを発することはありません。では、なぜ水虫になると足のニオイを強くなるのでしょうか。

それは、水虫ではなくても足にはたくさんの汗をかくので菌の栄養となるエサは豊富の状態です。そこへさらに、水虫になると、水虫の原因となる白癬菌を駆除しようとして皮膚からリンパ液などの分泌物が排出されます。このリンパ液は、白癬菌を体に害がおよぶ物質だと判断して排除するために白癬菌と戦うのです。この分泌物が常在菌の栄養となるのです。

水虫ではない足でも常在菌のエサとなる汗や皮脂、垢、角質が豊富にあるのに加えて、水虫と戦うために皮膚から出た分泌物も常在菌の栄養となり、常在菌がますます増殖してしまうのです。増殖していくことで、ますます強いニオイを発することになります。

よって、白癬菌に感染することで、常在菌の栄養となるエサがさらに豊富になるうえ、足が密閉された状態が招く高温多湿の環境下により、ますます菌が増殖されて強い臭いを発することになります。これが、水虫になると足のニオイを強くさせる要因となるのです。

2-2.水虫の人が臭いを抑える正しい対策

水虫にかかっている場合、疑いがある場合、まずは医師に正しい診断を行ってもらうことが大切です。すでに、水虫の治療を始めている場合、医師の診断通りに正しく治療を行ってください。水虫の症状がなくなっても、白癬菌は角質内に残っていることもあります。

医師に処方されたとおりしっかりと治療を続けていくことが大切です。急性の場合は1ヶ月で完治することも可能です。症状によっては年単位になる場合もあるので、慢性になる前に一日でも早く治療を行うことをおすすめします。

日常生活で気をつける対策としては、足を清潔に保つため、毎日丁寧に洗浄することが大切です。足が蒸れないよう通気性の良い靴下を履くことをおすすめします。特に、5本指の靴下を履くことで、足の指の間が開くので通常の靴下より通気性が良くなり、足の臭いを抑制できることが高まるでしょう。

3. 足が臭くならないための効果的な対策

足が臭くならないためには、素足を清潔にすることはもちろんですが、靴下や靴への対策がとても重要となります。それは、ニオイというのは小さな物質で、表面積の大きなものに吸着されやすい性質をもっています。

そのため、靴下は繊維で出来ているので、とても表面積が広く多くのニオイ物質を吸着していきます。さらに、汗を吸い取るのも、吸い取った汗を栄養に菌が繁殖するのも、菌が繁殖する際に発生するニオイを蓄積するのも靴下になるので、本当に臭くなっているのは靴下なのです。

3-1.素足への対策

素足のケアで大切なことは、何よりも清潔にすることが大事です。ニオイの原料となる汗や汚れ、また足で繁殖した菌、そして既に発生した臭いです。これらしっかり洗浄することが素足のニオイケアの基本となります。特に指と指の間の汚れは入念に洗浄しましょう。特別な石鹸を使用する必要はありません。石鹸の種類より洗い方がとても大切です。

3-2.靴下への対策

もっとも足のニオイが溜まりやすい靴下が臭くならないためには、1日に3回履き替えることにより、足のニオイが激減します。汗や臭い、菌が蓄積された靴下を新しい靴下に履き替えることにより、短い時間でも足の湿度を下げて菌の繁殖を抑え、ニオイが発生しない環境をつくることができます。当たり前のように思いますが、これが今すぐできる簡単な方法です。

3-3.靴への対策

靴を衛生で臭わない状態を保つケア方法として、靴のケアには、1日はいた靴は2日~3日ぐらい休ませてあげることが大切です。革靴などは紫外線にあたると傷んでしまうので日陰干しが望ましいです。できれば風通しの良い場所が最適です。

3章でご紹介した足が臭くならないための素足、靴下、靴への具体的な対策については、「足の臭いを消す方法 靴下・靴・素足の3つの対策で無臭にする」に詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてください。

“水虫でもなく、足を清潔にしていても、足が臭い人”

水虫でもなくて、常に足を清潔にしていて、靴や靴下のケアも行っているにもかかわらず、なぜか足が臭ってしまう人も少なくありません。こういう方の場合、ストレスなどからくる精神性発汗によって足のニオイを強くしていると考えられます。例えば、家にいるときにはまったく足のニオイはしないのに、職場にいるとニオイが強くなってしまうという方は、職場のストレスによって発汗が促されている可能性があります。足のニオイを気にしてしまうとさらに悪循環となりますます。ストレスの原因をつきとめて解消することが何よりですが、足のニオイには個人差がありますが、誰にでもあるものです。自分だけがニオイを放っているわけではありません。足を清潔にするため毎日足を洗うことを習慣としていただき、「足は誰でも臭いもの!」と、開き直ることも大切です。

4. 水虫にならないために気をつけるべき5つのこと

水虫の人が裸足で歩いたマットの上を、裸足で歩くだけで白癬菌をもらってしまいます。特に様々な人が利用する温泉施設やプールなどの足ふきマットは、水虫の菌が繁殖しやすい環境にあり、水虫の原因となる白癬菌に感染しやすいといえます。

水虫は、白癬菌が皮膚(角質層)に侵入して増殖し寄生することにより発症します。たんに足に白癬菌がついたからといって必ず水虫に発症するわけではなく、24時間以内にしっかりと洗えば水虫になることはありません。

この章でご紹介する水虫にならないために気をつけるべき5つのことをぜひ日々の習慣として心がけてください。

4-1.身近な人の水虫治療を行う

身近に水虫患者がいることも危険な状態です。自分が、大切な人の水虫の原因になることは、きっと本人も望んでいないはずです。水虫の患者は、きちんと治療を行い、床やバスマットをこまめに掃除や洗濯をして、伝染させるようなことがないよう心がけてください。

4-2.足を洗う習慣にする

身近に水虫患者がいなくても、不特定多数の人が靴を脱ぐ環境(ジムやプール、銭湯や座敷など)に行けば、菌をもらってきてしまいます。菌をもらったとしても、大事なのはそのあとのケアです。靴を長時間履くのを控えて裸足で過ごしたり、帰宅後はすぐに足を洗ったりお風呂に入ったりすることで、感染を防ぐことができます。

足を清潔に保つことは、水虫予防の基本です。仮に白癬菌が足に付着したとしても、角質内に入り込むまでには24時間以上程度はかかりますので、それまでの間に足を洗って菌をきれいにとり除けば大丈夫です。気になる人は、1日1回石けんで足を洗うようにしておけば、水虫の伝染を予防できます。

4-3.素足、靴、靴下を乾燥させる

湿気を好む菌にとって、菌は乾燥に弱いものです。素足、靴・靴下などが不潔でジメジメしていると水虫に感染しやすくなるので、靴や靴下はいつも乾燥させて通気性をよくしておきましょう。

また、せっかく足を洗っても、そのあと湿ったままにはせず、入浴後には、足の指の間まで水分を残さずきちんと拭き取るようにしましょう。

4-4.靴を脱ぐ時間をつくる

蒸れやすい環境を減らすため、可能ならオフィスなどではサンダルに履き替えましょう。靴の中の白癬菌は、しばらく生存し続けるので、毎日同じ靴は履かず、きちんと乾燥させることが重要です。仕事の都合上、毎日同じ靴を履き続けなくて履いていけない人は、靴の中をタオルなどでこまめに拭くことを忘れずにしましょう。

4-5.マットやスリッパに注意する

家族に水虫の人がいる場合、たとえば靴下などを一緒に洗濯しても、洗濯と乾燥で白癬菌はいなくなりますので、あまり神経質になることはありません。ただし、浴室の足ふきマットやトイレのスリッパなど、湿っている場所で足につくものは、菌を伝染させる可能性がありますので、共有しないことが必要です。

5. まとめ

水虫だから足が臭うわけではなく、足が臭くなる環境と水虫になる環境が同じことで、足のニオイが強くなりやすくなります。足の裏、指の間を清潔に保つことが、水虫への感染すること、足が臭くなること、どちらも予防することに繋がります。

毎日の習慣として帰宅したら足を丁寧に洗浄し清潔に保つよう心がけてください。また、水虫に感染した疑いのある方は、早めに皮膚科を受診して正しい診断をしてもらうことがとても大切となります。

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