足の臭いを消す方法 靴下・靴・素足の3つの対策で無臭にする
自分ではなかなか気がつきにくい足の臭いだけれど、他人には足の臭いを知られたくない、そんなお悩みをすぐに実践し解決できる足の臭いを消す方法をご紹介します。なぜ臭うの?どう解消したらいいの?足の臭いが気になりだしたら、今すぐここで解決できます。
ポイントは、靴下、素足、靴、この3つのケアが大切になりますが、まずは、足がクサくなる環境を知った上で、足の臭いを無臭にする方法で対策を行えば、遠回りすることなく足の臭いが気にならない快適な生活を過ごすことができます。今すぐ、足の臭いのお悩みから解放されてください。
1.足の臭いの発生する仕組みとクサくなる理由
足が臭い原因はいろいろと考えられます。足の臭いを消す方法をお探しの方、方法を知る前に、まずは、足の臭いを発生する仕組み、原因、理由について、知っていただきたいと思います。これがわかれば、対策する意味や方法に納得していただけるはずです。
それでは、まずは足の臭いが発生する仕組みからお話します。
1-1.足の臭いの発生する仕組みとは?
足はとてもクサくなりやすい部分になります。それは、足は汗がたくさん出る場所だからです。汗がクサいと思われている方も少なくないようですが、実は、汗は、ほとんど無臭です。
サウナの中では滝のように汗をかいている人が大勢いてもクサいないですよね。それは、汗が無臭だからクサくないのです。でも、汗を吸い取ったシャツなどをそのままに放置しておくと、強烈な悪臭を放つのも事実なのです。
では、どうしてクサくなるのか?その理由は、汗自体は無臭ですが汗を栄養にして菌が繁殖していきます。すると、菌は繁殖する際の老廃物として「クサい臭い」を出すのです。菌が繁殖すればするほど臭いも多く放出され、よりクサくなっていきます。
人間も食事をすれば老廃物(便や尿)が出るように、菌も汗などを食べて臭い物質(クサい臭い)を出しているというのが、足を含めた体臭が発生する仕組みとなるのです。
汗や汚れなどを栄養にして菌が繁殖し、一定量を超えてしまうと臭いの量もどんどん増えていき、どんどんクサくなっていきます。自然の摂理とでもいうのか、そろそろ汚れてきたので清潔にしてね!という臭い信号を出してくれているのです。これが、足の臭いをつくり出している臭い菌なのです。
1-2.足がクサくなりやすい理由とは?
足がクサくなりやすい理由には、菌の栄養となる汗が大量に出るという点だけではなく、足の環境によるものでもあります。
素足であればそれほど足もクサくならないのですが、通常足は靴下をはき、靴をはきます。革靴やブーツなどは、はいてから10分もすると湿度は100%となり、蒸れ蒸れ状態になります。
この蒸れ蒸れ・ジメジメした高温多湿の環境には、菌が繁殖するための環境として最も適しています。この環境が、菌が繁殖するためのまさに雑菌天国!住み着きやすい環境なのです。菌が繁殖するような雑菌天国となる環境をつくりだし、クサい足で毎日過ごすのは我慢できないですよね。
菌を繁殖させない環境にするためには、靴下、靴、素足に対するきちんとした正しいケアがとても重要になるのです。次の章では、靴下、靴、素足についてそれぞれの正しい対策をご紹介します。
2.靴下・靴・素足の3つの対策で足の臭い消す方法
1章を読んでいただいたことで、足の臭い対策をする必要性も感じられたのではないかと思います。
今すぐ、足の臭いを改善したいと思っている方、完璧に足の臭いを消す方法には、靴下、靴、素足の3つの対策が必要です。この3つの対策をきちんと行うことで、足の臭いを無臭化にすることができ、清潔で臭いを気にすることのない快適な生活を送ることができます。
それでは、はじめに一番大切な対策、もっとも足の臭いを発している靴下の対策からお話します。靴下の臭いをすぐに無臭にする方法です。
2-1.クサくなった靴下の臭いを一瞬で消臭
足が臭いといえば大抵の場合、クサいのは靴下です。なぜ靴下が臭いのか?その理由は、
●汗を吸い取るのは靴下。
●吸い取った汗を栄養に菌が繁殖するのも靴下の中がメイン。
●菌が繁殖する際に発生する臭いを蓄積するのも靴下。
素足でいるとそれほど足は臭くなりません。海水浴場やプールなどではそれほど足が臭くなりにくいのは素足だからです。しかし日常は汗も菌も臭いも溜め込まれるのは靴下なのです。
臭いというのは小さな小さな物質です。この小さな物質は表面積の大きなものに吸着されやすい性質をもっています。靴下は繊維で出来ているためとても表面積が広く、多くの臭い物質を吸着していきます。
そして飽和状態になるとその臭い物質は空中を浮遊しはじめ、他人の鼻まで臭いが飛んで行くと”臭い”と感じられてしまうわけです。
このため足の臭いといえば靴下の臭いと言えるほど靴下の臭いは足の臭いの大きな要因となります。そこで、靴下の臭いを解消する簡単ですぐにできる方法をご紹介します。
2-1-1.劇的に足の臭いが消える方法
足の臭いを消す方法としては、靴下を履き替えることです。臭いが気になりだしたり、急なお宅訪問、座敷での宴会や会合などの前に、靴下をはき替えることにより、足の臭いが気にならなくなります。
当たり前のように思いますが、これが今すぐできる簡単な方法です。とはいえ、実際に履き替えるとなると仕事中であればタイミングが見つからず、履き替えることが難しかったり、靴下を持ち歩くことも面倒だったりもします。
では、履き替えることが面倒であるならば、さらに、とても簡単な対策として消臭機能を持った靴下を履くことで無臭化を実現できます。
その消臭靴下の中でも選ぶポイントは、反応消臭式の消臭方式を採用している消臭靴下です。反応消臭式とは、臭い物質には臭う形があり、人間は数十万種類の臭いを感知できると言われていますが、臭いを臭わないカタチに変化させることにより無臭化する消臭方式のことです。
唯一無臭化する消臭方式が反応消臭(イオン消臭・分解消臭)です。短時間で大容量の臭いを無臭化するため、臭わないと感じられます。通常の一般的な靴下よりも少し割高にはなりますが、足の臭いをつかなくするので大きな期待ができます。とてもおすすめしたい足の臭いを消す対策です。
消臭機能を持った靴下デオルレギュラーソックス(1足1,900円税抜)
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2-1-2.靴下を消臭剤にしてしまう方法
汗や細菌やニオイ物質が蓄積される靴下を、逆に消臭剤にしてしまう方法があります。これは効果として抜群で確かに足の臭いがしなくなったと実感できる方法です。その方法とはお持ちの靴下に強力な消臭効果を付け加えてしまう方法です。
消臭剤を選ぶポイントは、反応消臭式を採用している消臭スプレーです。時間のない方や、万全な対策を望まれる方におすすめの対策です。
イオン交換スプレーヌーラ200ml (1本1,800円税抜)
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2-2.素足のケアは指と指の間の汚れは入念に洗浄
素足のケアで大切なことは、何よりも清潔にすることが大事です。臭いの原料となる汗や汚れ、また足で繁殖した菌、そして既に発生した臭いです。これらしっかり洗浄することが素足の臭いケアの基本となります。
特に指と指の間の汚れは入念に洗浄しましょう。特別な石鹸を使用する必要はありません。石鹸の種類より洗い方がとても大切です。
素足のケアには、素足の洗い方、角質のケア、最後は水虫のケアの3つのポイントがあります。まずは、素足の洗い方からご紹介します。
2-2-1.洗う前に3分以上の足湯を行うことでしっかり洗浄
素足の洗い方は、足を3分以上はお湯につけてしっかり水分を吸収させふやかせた状態にします。ふやかせることにより汚れを浮き上がらせ、洗う時に汚れも落ちやすくなります。
つぎに、石鹸の泡は細かい方が皮膚の隙間まで洗えるので、ネットやボディタオルを使って泡立てて洗うと汚れを落とすのに効率的です。さらに、足の指と指の間などはしっかり洗ってください。
最後に、お風呂からでたらしっかり拭きあげて水分をとることも忘れずに。菌は水分(湿度)を好むので、とくに指と指の間などは水分をとり、しっかり乾燥させてください。
2-2-2.軽石で角質除去を行うことで菌の住処を軽減
足の角質は菌の住処です。足のガサガサする角質があると、皮膚表面が凸凹になり細かい溝ができます。この細かい溝に菌が住みつきやすくなります。この角質があると菌が残りやすいため、臭いの原因となります。角質はしっかりケアしてください。
足の角質をケアするには、足を洗ったあと、かかとや指の付け根などを軽石などでこすると足がつるつるになり、菌の住処を軽減することができます。
足を洗ったあとは水分をよく拭き取ってから軽石でこすると、必要以上に角質を取りすぎないので足のやさしいお手入れ方法になります。
2-2-3.カサカサやグジュグジュした足は水虫かも?すぐに皮膚科へ
素足のケアの最後は水虫です。自覚できていない方も多くいるようですが、水虫には要注意です。水虫は白癬菌という菌が原因です。この白癬菌から出る臭いが強いというよりは、白癬菌が繁殖する環境下では他の雑菌が大量繁殖しやすい環境になります。
菌が繁殖するほど臭いが出るため、結果として水虫の人は強烈な足の臭いになることがあるのです。カサカサやグジュグジュなどと、いろんな水虫のタイプがあります。
もしかしたら水虫?と思われた方がいましたらすぐに皮膚科で診察、治療することをおすすめします。早いうちに越したことはないので、水虫の疑いがある方や、気になる方は、今すぐ皮膚科で診てもらってください。
2-3.靴は1日はいたら2日休ませることで臭いが放出
素足や靴下は毎日洗ったり洗濯したり出来ますが、靴はほとんど洗えないものが多いです。同じ靴下を1週間はき続けるのはとても気持ち悪いものですが、靴は何年も洗わずにはき続けています。これではクサくならない方が不思議です。このように洗えないからこそ靴の臭いケアも大切になります。
靴を衛生的で臭わない状態を保つケア方法として、1日はいた靴は2日~3日ぐらい休ませてあげることが大切です。革靴などは紫外線にあたると傷んでしまうので日陰干しが望ましいです。できれば風通しの良い場所が最適です。
その理由は、菌の栄養となる汗を乾燥させ、菌の繁殖を防ぎ、靴に付いてしまった臭いも放出させるためでもあります。例えば、焼肉屋さんへ行くと衣類が焼肉クサくなったりすることがあります。
ですが、数日経過するとその焼肉クサさの臭いがなくなります。これは付着した臭い物質が再び飛び立っていったためなのです。
靴もこのように数日休ませてあげることにより、付着した臭いが放出され臭いを消すことができます。ただ、日ごろあまりケアしていない靴は、あまりにも臭いや汚れがたくさん蓄積されて、靴底の奥の奥まで臭い物質が染み込み、靴を休ませてあげても臭いが放出されなくなります。
手遅れになる(臭いが消えなくなる)前に、お気に入りの靴を長持ちさせるためにも、日ごろの靴のケアがとても大切となります。
また、靴は菌やカビ類により劣化するが速度が速まります。可能であるならば、複数の靴を用意して順番に履き替えることにより、靴を清潔に保ち臭い対策になります。さらには、長い目でみれば靴も長持ちしてより家計にやさしく経済的にもなります。
洗える靴の場合は、素材を確かめてから洗剤を使ってきれいに洗い、洗った靴は、天日干しでしっかりと乾かしてください。さらに、消臭加工ができる機能を持った製品を靴にスプレーすることにより足の臭い対策になります。
その消臭剤について、自分でつくれる消臭剤、つくるのが面倒な方のために市販されている評判の高いおすすめする消臭剤をご紹介します。
2-3-1.自分で簡単に手づくりできる消臭剤ミョウバン水
ミョウバンは、水に溶けると酸性になり、酸性になることで細菌の繁殖しにくくなります。ミョウバンをスプレーすることにより、持続的に菌を抑制してくれるので清潔に保つことができます。
ちなみに、ミョウバンとは、食品添加物の一種で硫酸カリウムアルミニウムの白い結晶のことです。スーパーなどで普通に売られていますが、これは漬物をつけるときに、漬物の発色(野菜の色味をきれいにする)をよくする成分になります。
話を戻します。ミョウバン水の作り方はとても簡単です。用意するものは「ミョウバン」と「水(水道水)」と「ペットボトル容器」この3つだけです。あとは実際にミョウバン水を使用するときに便利なのが「スプレー容器」です。
ミョウバンはメーカーや販売店によっても様々ですが、近所のスーパーでは30g=90円税抜で販売されていました。漬物を漬けるための材料が置いてあるコーナーにミョウバンが陳列されています。
スプレー容器は、100円ショップで販売されています。スプレーのタイプが2種類ほどありましたが、握りやすそうだったのでトリガースプレーボトル250ml(つくり方内の写真参考)を購入してみました。
作り方も簡単です。ペットボトル容器にミョウバンと水道水を入れて、よく振って、しっかり溶かして、透明の液体になったら完成です。
では、実際につくってみましたので、つくる際の参考にしてください。
ミョウバン水を、ガーゼに浸して、腋の皮膚をふいたり、又はスプレー器に入れて直接皮膚にスプレーするのもよいでしょう。皮膚にスプレーされた水は蒸発してミョウバンが残り、皮膚も弱酸性に保たれます。
つくったミョウバン水は、冷蔵庫の中に保存するなら1ヶ月近くもちますが、つくっても100円程度のものなので、1~2週間に1回程度、新しいものをつくってください。肌に直接つけるものなので、あまり長く保存せずなるべく早く使いきり、新しいものをつくって使うほうが肌には安心です。
使用する水は、必ず水道水を使用してください。ミネラルウォーターや精製水でつくると塩素が入っていないため、腐食が早まるため、必ず水道水で作ってください。
使い方は簡単です。ミョウバンスプレーを靴の中にスプレーするだけで、靴の中の細菌が1万分の1に激減されてニオイも抑えられます。スプレーの目安は、片足5回、両足10回ほどで効果があります。素足に直接スプレーをすると制汗剤としても使えます。
2-3-2.つくるのが面倒な方のためにおすすめできる市販の消臭剤
市販されている消臭剤の選ぶポイントは、2-1でもお話しましたとおり、反応消臭式を採用している消臭スプレーです。短時間で大容量の臭いを無臭化するため、臭わないと感じられる画期的な消臭スプレーです。2-1で紹介した商品を参照にしてください。
3.まとめ
足の臭いを消すには、素足、靴下、靴、3つの対策がそれぞれが大切になります。特に靴下や靴には臭いがたまりやすくなるので、常日頃からケアを心がけることにより足の臭いを消す対策となります。
臭いには個人差がありますが、ご紹介した素足、靴下、靴、3つの対策を習慣にすることにより、足の臭いが気にならない快適な日々を過ごすことが実現できます。まずは、実際に試して、ご自身で実感してみてください。